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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

3つの五重奏曲  

ハイドンは多数の弦楽四重奏曲は書いたが、五重奏曲は1曲も手掛けていない、「4パートあれば十分」だからと言っていたそうだが、モーツァルトなどは積極的で6曲書いている、
ほか、ボッケリーニとJ.M.クラウスの五重奏作品を取上げる、三者三様の魅力である。
 
モーツァルト:弦楽五重奏曲 No.6変ホ長調 K.614
手持ちにはクイケン四重奏団&寺神戸亮(va)がある、
20160626.jpg
この第6番(K.614)は晩年の苦境など関係ないような健康的な趣き、四重奏曲「狩」K.458でも見せたハイドン風の趣味が漂う。完成された大がかりな器楽曲として、これが最後の作品というのにも驚く、編成はvn2、va2、vc1で、2つのvnとvaがそれぞれ掛け合いを聴かせる、
第一楽章、軽やかでホルン風の動機で始まる、この動機が支配的で、展開部も緻密で聴きごたえあり、弱奏による掛け合いも動機の装飾の入ったリズムが効いて心地よい。
第二楽章、ロンド風、アイネ・クライネ・ナハトムジーク第二楽章の主題をちょっと素朴にした感じ、これが安らかでよい、ロンド主題が繰り返されると1st vnほか各パートが交替で変奏的なオブリガートを乗せていく、終盤では思い切った短二度の不協和音に驚く。
メヌエットはのびのびしながらポリフォニックな手法、トリオの主題は民謡風? モーツァルトには珍しいのかな、
終楽章、ロンド風、メヌエット主題と同系のテーマが快調でハイドン風、後半で出るフガートが圧巻、ほか多様な手法が凝らされていて、これが5:39の中に圧縮されている。
you tubeはPerformers : Hausmusikによる演奏を挙げる、
moz k 614 you
you tube:Mozart - String Quintet No. 6 in E-flat major, K. 614

L.ボッケリーニ:弦楽五重奏曲イ短調op.25-6
次にボッケリーニだが、古典派の技法を活かし、イベリア半島趣味の曲を書くようになった、五重奏曲はかなり書いているが、編成はvn2、va1、vc2というのがモーツァルトと違う、
20180224.jpg
特にその短調作品はモーツァルトらの趣きともかなり違う、流麗な魅力は聴いてすぐにわかる、終楽章のラテン的で活発なリズムはギター伴奏が入っても良さそう、
エウロパ・ガランテの演奏で、
bocch op 25 6 you
you tube:Boccherini / String Quintet in A minor, Op. 25 No. 6 (G. 300)

J.M.クラウス:フルート五重奏曲ニ長調 VB 188
ヨーロッパ最南スペインのボッケリーニに対し、最北のスウェーデンで活躍したクラウスも独創的魅力がある、
20180709_201911250828247b9.jpg
編成はfl+弦楽四重奏、flがソロイスティックにも響くが全パートが対等な室内楽だ、
第1楽章は流麗に運び、多声が見事に織り合わさる、提示部は反復され、展開部と再現部は区分けができないような内容で長大、先日のSym VB.142でもvaパート、バスパートを各々2つに分けていたが、多声的に凝るところ、ブラームスの先取りみたいだ。
第2楽章は穏やかで高貴な美しさ、終楽章は快活に引き付け、書法的充実は十分だが、程よいところで終わる。
M.サンドホフ:fl、シュパンツィヒSQの演奏、
kraus fi qui you
you tube:Flute Quintet in D Major, Op. 7, VB 188:
I. Allegro moderato II. Largo III. Finale. Con brio

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