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フルトヴェングラー:「運命」 BPO 1947  

いつの時代も演奏家や指揮者は同時代を生きた人々の期待に応えて演奏してきたはずで、当時の気運、価値観が反映するのはごく当然だと思う、
フルトヴェングラーのベートーヴェン「運命」は過去にLPを持っていたものの、しっかり聴いた憶えがない、今頃になってやっとCDを買い直して聴いたしだい、随分あと回しになった;

ナチス協力者の疑いで連合国から演奏活動を禁止されていたフルトヴェングラーだが、1947年にその疑いが晴れた、実際彼はナチには反抗しており、自らも危うい状況になりながら、ユダヤ系音楽家らの国外脱出に加勢していたそうで、無罪と決まり復帰できた、
この頃ベルリンはまだ廃墟同然だったらしいが、ティタニア・パラストで行なわれた復帰後、最初の演奏会は特別なものがあっただろう、
titania-palast.jpg
ティタニア・パラスト
この日を多くの人々が待ちわび、貧窮の中、貴重品を処分してでもチケットを求めた人がいたという、ここで最も相応しい曲目はやはりベートーヴェンだろう、まさかこんな時にパガニーニのvn協奏曲などない;
プログラムの最初が「エグモント」序曲、次が「運命」で当CDに収まっている、
W F be s5 CD
W F be s502
1947年5月27日 ティタニア・パラスト
2曲とも復帰演奏会3日目の放送用録音だが音源の保存状態が良い、音質自体はマイクロフォン、磁気テープ、録音機等、この時期の性能なりで歪みもあるが、ノイズが殆ど無いのが良い、眼前に現場そのものがあるような空気感、弱奏から爆音的強奏まで生々しく再生される、当然モノラルだが、大きめのSPで重厚に再生する意味がある、「エグモント」序曲の開始音からして、この時の会場が追体験できるようだ。
エグモント」序曲
W F be egm
you tube:Beethoven: Egmont Overture, Furtwängler & BPO (1947)
交響曲第5番ハ短調「運命」
W F be S5
you tube:Beethoven: Symphony No. 5, Furtwängler & BPO (1947)

titania-palast02.jpg
近年のティタニア・パラスト

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: ベートーヴェン

tb: 0   cm: 3

コメント

こんにちは。

フルトヴェングラーのベートーベン第5番は、高校1年生のときに聴きました。
「擬似ステレオ」のLPを買いました。
音はわりとよかったこと、大音響で聴いたことなどを思い出しました。
もう何十年も聴いたことがありません。
でも、今どき、この演奏を聴く人はいるのでしょうか。
少し寂しい思いがします。

yamashiro94 #- | URL
2019/12/04 15:19 | edit

こんばんは。続きです。

第5番を聴いて、少しですが違和感を感じたので、調べてみました。
EMIの擬似録音盤は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団でスタジオ録音。
1954年の録音ですから、フルトヴェングラーはこの年の11月に亡くなっています。
michaelさんの先日の記事、「エグモント」序曲で聴く今昔……を思い出しました。
演奏の違いは別として、音源の悪さはいかんともしがたいですね。

yamashiro94 #- | URL
2019/12/04 21:49 | edit

yamashiroさん こんばんは

ありがとうございます、1954でVPOですか、
先ほど、ひょっとしてと思い、寒いけど倉庫を漁ってみたら、昔買ったLPでフルトヴェングラーの「運命」が残っていました^^これは1954/5/4でBPO、パリでのライヴとあります、
あらためて聴いて比べてみようかと・・ちょっと楽しみ、
フルトヴェングラーはレパートリーを絞った指揮者なので、同曲の録音がいくつもあり、演奏も変わっていきますね、晩年になるほど全般に落ち着いた傾向になるように思います。
かなりのスケジュールをこなしていたようで、68歳で亡くなる前頃の写真はもっと高齢に見える気がします?

michael #xNtCea2Y | URL
2019/12/04 22:43 | edit

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