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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

星と星の間  

HSTが捉えた星団の写真でとくに見事なのが大マゼラン雲のタランチュラ星雲の中にある「R136a」だろうか、大マゼラン雲は星の材料が豊富で、大集団で星が生まれる、画面に青く明るく見えている星々は大質量星で、最も明るい「R136a-1」という最大級の巨星もある。 
Star_R136a03.jpg
R136a拡大
星団の周りの星雲は星団からの光圧で吹き払われ、空洞になっている、写っていないような小さな星は桁違いに沢山あるだろう、
こういう星の写真は露光時間をかけるので、明るい星ほど光が回折して大きく写り、接触しそうなほど密集して見えるが、実際の星の大きさをこの画面内に表わしたとしたら、顕微鏡でも見えない小さな点になるだろう、
太陽近辺のような星のまばらな所では直径5光年球内に2つ3つ星があるくらい、仮に太陽と隣の恒星アルファ・ケンタウリが10円玉の大きさだとすると、距離関係は東京と岡山に置いた10円玉に相当する;
10yen.jpg
R136aのような星団なら遙かに密集しているが、それでもまず衝突など起こらないほど星同士の距離は空いている、

銀河系内にあるオリオン大星雲もタランチュラ星雲には及ばないが星が数多く生まれているところ、中央で星雲全体を照らしている、トラペジウムという巨星の集まりがあるが、
opo0019b.jpg
よく見るCG画像でも見やすいように星の大きさを極端に強調している、これも実際の尺度で描いたら見えない点になってしまうからだ、
Orion Nebula
you tube:コズミックフロント「オリオン大星雲へ ハッブルが見た星のゆりかご」
こういう画像では星と星はすぐ近くで賑やかそうな錯覚を受けるが、連星でない限り、実際はお互いにものすごく離れ、寂しいのである^^;
銀河全体を見ると数千億個の星の集団で賑やかに見えるが、
M81_20191205103837414.jpg
やはり、個々の星の間は恐ろしく離れている; 「近くだな」と実感してよいのは"大きさ"が見える月や惑星くらいかな;近年ようやく、HSTやアルマ望遠鏡でアンタレスやベテルギウス等、巨星の大きさを実視できるようになった。

PS.最も近いアルファ・ケンタウリの距離を年周視差(三角測量)で測るとする、三角形の底辺は地球の公転直径(2億9920万km:光で約17分)を利用して半年後に角度の差を測り、距離を割り出すと4.3光年になる、(1光年=9兆4607億km)
Annual parallax
これを地上の東京と富士山(約100km)の距離測定に縮小してみると、
201706241329407b9_20191205103834b38.jpg
三角形の底辺は73.5cmしかない、角度差は両辺の傾き合わせて0.0004216°である;
この極めて難しい恒星の距離測定に初めて成功したのがドイツの天文学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセルだった、はくちょう座61番星(11.4光年)を測定し、かなり正確な距離を出したのが1838年である。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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コメント

凄い、

こんにちは。各々凄い写真ですね!隣同士に見える星々が、実は想像がつかない程の距離で離れているということを、光年という単位で表しても宇宙の広さが想像つきませんが、人間の頭脳は素晴らしいと思います。はやぶさ2をみて、人間は太陽系の外へ出て行けるんでしょうか?
これから1月、2月にかけて、オリオンの3つ星と大星雲が、ここ高原では南天の空に肉眼で良く見える時期になります。

老弾 #- | URL
2019/12/05 15:06 | edit

老弾さん こんばんは

現在の技術で太陽系外へ人間が行く理論上可能な方法はありますが、何百年かかってもよいなら、スペースコロニーで移動ですかね、研究費、物資、エネルギーほか途方もない計画になるでしょう;光の数%まで加速したとして、目的地の星が近づいたら、加速時と同じだけの逆噴射で減速が必要でしょう。空間の近道を通る方法を理論で研究している人もいますが;

michael #xNtCea2Y | URL
2019/12/05 22:45 | edit

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