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フルトヴェングラー:「運命&未完成」1954 Paris  

まず余談となるが、最初期のレコード録音に関する事を以前書いたが、音の経路に電気の補助が一切なく、真にアクースティックな録音法だった、聴いてみると結構楽しめる、
過去記事参照:シュトローヴァイオリン 
02 acoustic_recording
1920年代~フルトヴェングラーの時代には勿論、マイクロフォンはじめ現在の基盤となる電気を使った録音だが、戦中と戦後しばらくまでは、先日の1947年録音の「運命」のようにゴリゴリした歪みはやむを得なかった、1950年代以降の録音を聴くと、歪みが軽減され、弦楽器などがふくよかに聴けるようになった、今日取上げる1954年録音の「運命&未完成」もそうだが、あと3-4年も経てばステレオ録音の時代に入り、技術は一気に進んだ感がある、F.フリッチャイの晩年は既に充実時代で、今聴いても遜色ない録音がある。

さて、このLP盤、考えるのも恐ろしいほど長く倉庫に放置していたのを引っ張り出してきた、日光と雨露が凌げるだけで快適にはほど遠い倉庫だが、盤、ジャケットとも状態は良好、
昔吹き付けた静電スプレーの効果も持続している^^;
spray.jpg
2 W F be sch lpW F be sch lp 2
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1954年5月4日、パリ、オペラ座 ライヴ

1954年、過密スケジュールの演奏旅行中、パリでのライヴ録音である、スタジオ録音と比べ、やや荒削りな感じがいい、「運命」については同年、EMIにスタジオ録音した演奏に近い、1947年の鬼気迫る演奏とはだいぶ変わっている、じっくり落ち着いた老境の味わいと言うべきか、「第九」で言えばバイロイト盤とルツェルン盤のような違いがある。
当録音のyou tubeは細切れで面倒だが;
W F Be s No 5
you tube:Furtwangler conducts Beethoven Symphony 5 (Paris 1954);
1/5 2/5 3/5 4/5 5/5

このLPで魅力に思うのは同日の録音で、B面のシューベルト「未完成」、第1楽章では熱い表現があり、第2楽章が良い、テンポは比較的速めだろうか、[96]から嬰ハ短調のダイナミックな部分に入り、[111]からニ長調になった弦楽の温もり溢れるような表現は他に例がない、
sc02 111
深いヴィヴラートが効果的で意味を持つ。
W F sch s 8
you tube:Schubert "Symphony No 8 in B minor" Wilhelm Furtwängler 1954

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: ベートーヴェン

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コメント

こんばんは。

フルトヴェングラーの「運命」、聴きました。
たしかにEMI版の「運命」を聴いているような気がしました。
1947年版と異なる演奏のように聴こえるのは、録音技術の向上もあるのでしょうか。
次に、フルトヴェングラーの「未完成」……。
はじめて聴きました。
迫力のある「未完成」ですね。
私はこの曲にとても「思い入れ」があります。
私のシューベルト好きは、この曲から始まりました。
私が高1のときに聴いた、この曲の指揮者名をどうしても思い出せません。
コンビチーニ?、ケルテス?……どれも違います。
シューベルトの繊細な響きにあこがれていました。
いろいろな情報をいただき……、感謝です。

yamashiro94 #- | URL
2019/12/06 19:07 | edit

yamashiroさん こんばんは

フルトヴェングラーは理想の演奏を固定化しておらず、同じ曲でも常に変化していくのが興味深いですね、よっていろんなレーベルからあちこちに残っている音源で出てくるようです。
「未完成」についてはけっこうこだわりがありまして、好きな演奏は絞られてきます、フルトヴェングラーはほかの演奏を聴いていないのでわかりませんが、このLPはとても気に入っています。あまり聴かない「第九」のLPもあったので、また聴いてみたいです。

michael #xNtCea2Y | URL
2019/12/06 23:03 | edit

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