Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

B.ヴァイル:ハイドン交響曲64番「時の移ろい」  

作曲年は1773年と、まだシュトルム・ウント・ドランク期にあたりますが、この曲もハイドンの独創性が光る傑作ですね、聴き出すとハマります。B.ヴァイル指揮、ターフェル・ムジークOのBOXセットから聴いてみました。

b v hay 64

第一楽章、快活な楽章ですね、第一主題はvlの弱奏に始まり、フォルテの力強い後半が続きます。展開ではこの後半が使われます。1st:vlと2nd:vlの爽快な二度音程を聴かせ、第二主題は属和音のいささか落ち着かない気分です。展開部は第一主題後半で築かれ、例によって疑似再現があり、再現部も魅力的に変化形態を聴かせます。
第二楽章、「時の移ろい」という副題は誰によるものか不明ですが、この楽章に由来するものでしょう。物語のある場面の描写のような、明らかに何かを語る楽章です。"何か"なのが謎なのが良い、聴き手は自由に想像することになります。
メヌエット、ハイドンはいかにマンネリ化を避けたのでしょうか、農民の音楽などあらゆる所にアンテナを張り、外部から取り入れ消化していくのが得意と言われますが、このスコッチ・スナップのメヌエットもありふれていないテーマの表情が新鮮です。
終楽章、快調なロンド形式、このロンド主題もなぜこういう旋律なのかと、不思議に思う独特の味、常人には思いつかないものですね。緊張感を間に聴かせ、この主題にもどる、の繰り返しのあと、もうちょっと聴きたいくらいでさらりと終結する。
B.ヴァイル、ターフェル・ムジークOのシャキっと活きの良い整った演奏、また"デッドな音"とは正反対の目の覚めるようなSONY VIVARTEシリーズの録音で存分に楽しめます。
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category: F.J.ハイドン

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