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絶対熱 (温度の上限)  

物質は高温になるほど分子の動きが活発になる、冷凍庫の氷も固まっているようでじつは分子は動いている、あらゆる物質の原子がまったく動かなくなった状態が熱量:ゼロで、これが宇宙の最低温、絶対零度であり、0 K=(摂氏-273.15 ℃)である、
*この絶対零度は理論上の値で、実際に物質の原子が完全に静止することはないという。
big Bang
宇宙空間は絶対零度ではなく、約-270℃と観測されている、ビッグバンの名残、宇宙マイクロ波背景放射の電磁波が放射熱となって満たしているからである、全般にこれが今の宇宙の最低温度となるが、局所的にもっと低い場所がある、
ケンタウルス座5000光年にある、原始惑星状星雲のブーメラン星雲は星雲の中心から両極に164km/sのガスを吹き出していて、膨張する際に熱を奪い、周囲の宇宙空間を下回る低温
(-272℃)にしている、ここだけ冷房が効いている^^
Boomerang_nebula_20200107091228448.jpg
ブーメラン星雲
スプレー缶から噴射を続けると、缶が冷たくなってくるが、圧縮ガスが放出されると熱を奪っていくのと同じ原理かと思われる。
blower_20200107090508bf4.jpg
関連過去記事:
絶対零度より低い温度
クマムシ (宇宙空間でも死なない)

さて、低温には下限値があるが、高温のほうはどうなのか、いつも気に掛かっていた;
単純にエネルギーを高めれば無限に温度は高くなれる・・と思っていたが、この宇宙にとっての上限値があるらしく、絶対熱(プランク熱)と呼ばれる、
zettainetu.jpg
まず、E=m*cの2乗を頭に置いて・・
超新星爆発、中性子星合体、ガンマ線バーストなど超とてつもない高温現象も知られているが、これらよりはるかに桁違いに高い、絶対熱の温度は1.4168082×10の32乗 Kと導かれている、ビッグバンから1プランク時間経ったときの宇宙温度で、宇宙の始まりにあった全エネルギーの値である、(1プランク時間は時間の最小単位で、5.39116×10の-44乗 秒)
dark-matter-big-bang_20200107091647444.jpg
よって仮に宇宙の全ての物質やエネルギーを一点に集めたとしても、絶対熱を超えることはあり得ないという・・宇宙が膨張を止め収縮に転じ、ビッグクランチが起きない限り、この温度には達し得ないのかもしれない。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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コメント

michaelさん、こんにちは(^^)

そうですか^^;
想像もできない大きな数値ですけど、そう言う限界値があるんですね。
考えてみれば、物質が振動するにしても、光速を上回るような速度での振動はできないですね。
絶対熱は、そこまでの振動ではないんでしょうが、、、
壮大なお話しですねぇ。
宇宙の巨大スプレー缶の話しも面白かったです。

FirstMESA #- | URL
2020/01/07 09:54 | edit

FirstMESAさん こんばんは

桁を1つ2つ間違えても変わらないような極限的数値ですね;
仮に宇宙がやがて収縮しはじめるものとすると、歴史を逆送りにすることになりますが、
宇宙誕生時にまで逆行するとその先は"無"ですからね;
温度もなにもない?ことになります^^;ここからは量子論的に考えるしかないのかも。

michael #xNtCea2Y | URL
2020/01/07 22:13 | edit

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