FC2ブログ

Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

音楽の帰化,継承  

身を立てるため、出身国を離れて活躍した作曲家は多いが、活躍した国の影響が出るのは当然だろう、特に活躍地の影響が強く感じるのはスペインなどイベリア半島に移ってきた人達で、イタリア人が目立つ、当時の音楽はイタリアで発祥し、その流儀に他国が影響を受けていった、という流れが強く思われる、朱に交われば赤くなるというか、その国らしく変化もしていくが、リズムや和声の趣味がスペインは色濃いのだろうか?L.ボッケリーニは何度か取上げているが、ドメニコ・スカルラッティのファンダンゴも良い曲だ、
イントロの後、ファンダンゴに入る、
d s fan
you tube:Domenico Scarlatti Fandango in re min
ジャコモ・ファッコ(1676-1753)もイタリア出身の作曲家でvn奏者だが、1705年からスペインに移り、王室に仕えた、ヴィヴァルディの様式を基盤としながら、活躍地の趣向を感じる作風となっている、
Facco vn con
you tube:Facco "Pensieri Adriarmonici" Concerto Op.1 No. 4 in C minor
イタリア出身のジャン=バティスト・リュリは少年期に見いだされフランスに移住し、やがてルイ14世付きの音楽家となり、ヴェルサイユ楽派という文化の拠点を築いた、オペラバレエのための音楽を多数書いて、序曲として置かれるフランス風序曲の様式も確立した、
(フランス風序曲→Wikipedia
lully ouv
you tube:Lully: La Grotte de Versailles, églogue en musique - Ouverture
同じくヴェルサイユ宮で活躍したテオルボ、ギター奏者のロベール・ド・ヴィゼはリュリの同曲をテオルボ・ソロに編曲している、
y i visee
you tube:La grotte de Versailles: Overture (arr. R. Visee)
このフランス風序曲はテレマン、バッハらの時代、ドイツで充実した発展があった、バッハの管弦楽組曲BWV1066-1069など代表例である、
参考曲はテレマンの作品、協奏曲とあるが、序曲の形式だ、
telemamm con
you tube:Telemann Concerto for 3 trumpets, 2 oboes, timpani, strings & b.c. in D major TWV 54:D3
一方、バッハと同時代のイタリア出身の作曲家、フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690~1768)がいるが、この人の書いたフランス風序曲はリュリの頃に遡り、ヴェルサイユ宮を彷彿させる作風で面白い、
Veracini_20200125092456287.jpg
you tube:Veracini: Ouverture No.2 in F major - 1. Largo - Allegro - Largo - Allegro
G.F.ヘンデルはドイツ出身でイタリアに学び、やがて英国に渡り、王室のために多くの作品を書いたが、合唱曲や管弦楽曲など英国王室を象徴する音楽となった、その後も英国の作曲家で、ウィリアム・ボイス(1711-1779)など古典派期に入る人だが、ヘンデルのスタイルを継承した曲を書いている、
boyce sym
you tube:W.Boyce:Symphony No.6 F major
I. Largo - Allegro 
II. Larghetto
you tube:W.Boyce:Symphony No.5 D Major
I. Allegro ma non troppo - Allegro assai

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

category: その他・バロック

tb: 0   cm: 4

コメント

素敵な記事ですね

こんにちは。
いつも大変お世話になっております。

他国で活躍し大きく才能を開花させた作曲家たちが見られ、とても興味を持ちました。
ネーデルランドの音楽家達がイタリアで活躍した頃と変わり、今度はイタリアから他国へと影響を及ぼした時代の移り変わりを見るようです。

素敵な記事をありがとうございます。

よしな #- | URL
2020/01/25 14:10 | edit

よしなさん こんばんは

一所に留まらず、国際的に活躍した作曲家兼演奏家もいますし、その人が辿った諸国を意識しながら聴くのも興味深いですね。
また時代の変わり目、G.B.サンマルティーニが多数書いたシンフォニアを順に聴くと、バロック様式から徐々に古典派様式が生まれてくる様子など感じとれます。

michael #xNtCea2Y | URL
2020/01/25 20:37 | edit

こんばんは。

スカルラッティのファンダンゴが素晴らしい。
チェンバロでここまで情熱的に聞こえるのは、超絶技巧の演奏の賜物でしょうね。
スペイン音楽の魅力を感じてしまいます。

yamashiro94 #- | URL
2020/01/27 21:47 | edit

yamashiroさん こんばんは

D.スカルラッティのこの曲もギターっぽい書き方ですが、身近にバロックギターの名手がいたのかもしれません?フランスのクラヴサン音楽もリュート音楽の影響を受けて発展しているのが面白いです。

次はバロックギターによるファンダンゴを取上げる予定です^^

michael #xNtCea2Y | URL
2020/01/28 00:39 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/2488-26b99fd3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック