Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

手持ちの楽器Ⅲ  

さて、私のメインの楽器です。
M.オッティガー作 2007年
13コース バロックリュート
クリスティアン・ホフマン:モデル

13c b lute

気品ある音色、豊かで深い鳴り、それまで使っていた楽器より一回り大きな器に思います。バロック後期のS.L.ヴァイスやバッハの作品のもつダイナミズムを不自由なく表現できます。
購入時はかなり高いテンションの弦が張られ、ダブル・コースの間隔もだいぶ離した設定で、プロがコンサートホールで使うようなデカイ音で弾ける仕様になっていました。そこは私の事情に合わせテンションを下げ、弦間隔も少し修正を施しました。下段のナットはまるまる自作で交換、ギター用の骨棒を2本連結してあります。

力木

ブリッジ下部の力木もテンションに耐える工夫がされているようですが、やはりこういう楽器の宿命で、数年で楽器全体がテンションにより撓み、弦高が上がってくることが多いです。左手によるスラーを多用し、レガートな表現を求めるバロックリュートでは大きな支障です。
弦高を下げる対策として、主に図のような方法があります。

修理

①は指板を削って直線性を回復させる、ただし真っ直ぐにしてしまうと、ビリ音が出やすくなるのでローポジション側は若干前のめりの曲線を持たせる必要があり、微妙な作業です。この方法で追いつかないときは②のように表面板を外しボディのふちを削って底下げをする、これは厄介な作業だと思います。修理で新たな支障が出てはいけませんし;
1回目?の修理として①だけやってもらいました。これで終わりになればいいんですけど・・;
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category: リュート

tb: 0   cm: 2

コメント

さすがです!

モーリスさんの楽器を2本とはすごいですね。さすがです。
 今、ユーロが100円を越えていますし、入手がますますしずらくなってきそうです。2~3年待ちでも、名器モーリスオッティガーですから待ちがいがありますね。
ワンローズのJ.Cホフマンタイプはバランスがよくて私も好きなタイプです。
 いいなああーーー!
 
ところで、ヨーロッパの楽器は日本の気候で故障を起こすものが多いとも聞きますね。私の楽器も舶来ものですが、ブリッジ付近に凹凸があります。ただ、年数がたっているせいか、そのまま変化なしで一定のコンディションを保っています。一度蓋を開けて、今後のこともあるので、ヒストリカルに周辺を羊皮紙仕様にしようと考えています。

 製作家によっては、日本の月別気温、湿度の情報を聞いてくる人もいるらしいです。それが楽器に反映されれば、故障も少なそうな気がします。

闘牛士 #- | URL
2012/12/30 12:02 | edit

闘牛士さん こんにちは

構造からして、凹凸がでるのは自然のことでしょうね、支障ないところで止まってくれればしっかり出来た楽器と言えるでしょう。
表板を外す修理を何度かやると縁が痛んでくるのと再接着の補強の意味でも羊皮紙を貼ることになり、褐色化した表板とのコントラストが使い込んだ風格に見えますね^^
モーリスさんの楽器は高湿度にさらされた経歴がありますが接着や塗装に問題は出ませんでした、日本向けに考慮してあるかもしれません。スイスと日本じゃ、えらい違いですし;

michael #xNtCea2Y | URL
2012/12/30 14:29 | edit

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