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第1主題と第2主題  

古典派時代に完成したソナタ形式、前身となる形式はバロック期からあったが、活気のある第1主題、穏やかな第2主題で構成されるのが一応、標準?とされるが、そこは様々で、第1と第2主題が近似する例もある。第1楽章(急楽章)はほぼ例外なくソナタ形式、時代が下るほど多様な書法が組み込まれていく、
ハイドンのSymだけでも、標準的なものから斬新なものまで数あり面白い、
1182502.jpg
以下、第1楽章に注目していく、

Sym No.35 変ロ長調
清々しい第1主題の最後にでてくる弾むような副主題[9]~が楽しい、 
s35 01 7
某解説本ではここを第2主題としているが、[40]からの第1主題の変形が第2主題の位置づけのようだ、
s35 01 40
C.ホグウッド指揮、AAM
hay s43 s45 you
you tube:F.J. Haydn - Hob I:35 - Symphony No. 35 in B flat major (Hogwood)
*後半も反復あり

Sym No.43 変ホ長調「マーキュリー」
ハイドンがかなり書法を充実させてきた頃だろう、第1主題が結構息が長く、どう進むのか弄るような瞑想的趣きだ、[84]から出るのが第2主題、
sc s43 01 84
流れる景色にちらりと清々しさが目に入るような趣きがある、展開部は第1主題で入る、両主題で入念に書かれ、再現部に移る前にも転調の弄りがある、
C.ホグウッド指揮、AAM
you tube:J. Haydn - Hob I:43 - Symphony No. 43 in E flat major "Mercury" (Hogwood)
*後半も反復あり

Sym No.45 嬰ヘ短調「告別」
終楽章も例外的でお馴染みだが、第1楽章は第2主題と言えるものがなく、特殊な書き方である、単一主題のみで緊迫して突き進む、
20200430102659f6d_202005011528311d5.jpg
展開部の終りにだけ出るこの主題は
s45 sc 01 102
再現部への効果的な経過句で、第2主題とは言えないだろう、再び緊張を増した再現部~終結が一番聴かせどころに思える。
C.ホグウッド指揮、AAM
you tube:J. Haydn - Hob I:45 - Symphony No. 45 in F sharp minor "Farewell" (Hogwood)
*後半も反復あり

Sym No.80 ニ短調
よく取上げる曲だが、記録が正しければ、ハイドンがJ.M.クラウスに会い、斬新な短調交響曲の献呈を受けた後くらいに書かれたことになる。ハイドンもここで誰も書いたことのない斬新なアイデアを盛り込んだのだろうか。
第1主題に対し第2主題は副産物のように似通っていたり、目立たない例もあるが、 No.80ではまったく正反対の性質をぶつけている、
s80 1st theme
第1主題
s80 2nd theme
第2主題
異質な映画キャラクターのコラボみたいな・・
いったい次はどうなるのか?という展開が引き付ける、
s80 74
最後は第2主題が主役を奪ったように終わる;
O.ダントーネの演奏は第2主題を表情豊かにしている、
O.ダントーネ指揮、アカデミア・ビザンチナ
hay s80 you
you tube:Haydn: Symphony No.80 in D Minor, Hob.I:80 - Edited H.C. Robbins Landon - 1. Allegro spiritoso

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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