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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

F.リスト:ハンガリー狂詩曲 No.2  

短編アニメ「トムとジェリー」の音楽を担当したアメリカの作曲家スコット・ブラッドリーの偉大さは前にも話題にしたが、 
Scott Bradley
Scott Bradley(1891-1977)
その音楽とアニメの動きがまるで同時に出来たようなシンクロぶりには今だ驚かされる、多くの秘策があるらしいが、ギャグの笑わせるタイミングも絶妙で難しい、そこも含めてツボを捉えている、様々なクラシック音楽も引用され、作品によっては「シェーンベルクの十二音技法」を効果的に使ったりしている、こうした労作は非常に手の込んだ芸術作品であり、結果的に子供も楽しめるが、何より製作した人達が満足する内容だろう、ユーモアも芸術の要素であり、古くはテレマンやハイドンも大いにやっている、

トムがピアニストで登場する「The Cat Concerto」は短編アニメ部門でアカデミー賞を受賞した名作だが、難曲のハンガリー狂詩曲 No.2を弾く、話によると先にピアノ演奏を録音し、動画を合わせたそうだが、単にその手法だけではないだろう、トムが生きた演奏家のように音楽的動きになっていて、動画も観る価値が高い。
ちなみにディズニー映画では実写映像のコマから動画を起こす手法も使われた、リアルにはなるが、アニメらしい強調された動きの面白さは半減する。
you tebeには逆にこの動画に合わせたピアノ演奏が挙っている、
tom Jerry you 01
you tube:Tom and Jerry "The Cat Concerto" -piano-CANACANA

こちらはオリジナルの動画、
tom Jerry you 02
you tube:Tom and Jerry - The Cat Concerto
初期作品ではトムは猫らしく四足で歩くが、のちに完全に人化して二足歩行になる^^
曲の終りのパッセージでトムがボロボロになるが、ここは本当にスタミナが要るそうで、その道の人にわかるギャグも入っている。
筆者にはハンガリー狂詩曲 No.2とJ.シュトラウスの「こうもり」序曲は「=トムとジェリー」なのである。

トムとジェリーに明確なセリフは殆どない(他のキャラクターは喋る)、せいぜい奇声や悲鳴を発するか耳打ち話くらい(喋れることは明らかにする^^)、セリフの代わりにブラッドリーの音楽が感情の動きをすべて表わしている、オーケストラの技術も高度技で、各楽器の個性が上手く使われている。
tom jerry you 03
you tube:Tom and Jerry - Just Ducky

こちらはS.ラトルとBPOによる「トムとジェリー」の音楽、
tom jerry BPO
you tube:Bradley: Tom and Jerry / Rattle · Berliner Philharmoniker

セットもので全盛期の作品が揃ったDVDを取り寄せたところ、フィルム、サウンドトラックともに劣化したものから起こされたようで、上に挙げたyou tubeの動画ほど鮮明ではないが、まあ大方は楽しめる。
tom jerry dvd

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 映画・TV・DVD

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コメント

あの見事なピアノは

私もThe Cat Concerto大好きです。
ところであの見事なピアノは誰の演奏なんでしょう。
スコット・ブラッドリーもピアノの名人だったそうですが、はっきりと彼が演奏していると書いた資料を見たことはないのです。これだけではなく、概して映画音楽の演奏者は不明確なことが多くて困ります。

yositaka #MgIxvhDQ | URL
2020/05/17 14:43 | edit

yositakaさん

いつものオーケストラといい、The Cat Concertoのピアニストといい、
本当に腕の立つ人達が揃っていますね、
ハンガリー狂詩曲は途中、ジャズ風になるので、アメリカの奏者?
ブラッドリーの可能性もありそうですね。

michael #xNtCea2Y | URL
2020/05/18 01:17 | edit

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