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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

ダントーネ:A.スカルラッティ 合奏協奏曲ほか  

もう一枚、オッターヴィオ・ダントーネ指揮&チェンバロ、アカデミア・ビザンチーナによる演奏、今日はアレッサンドロ・スカルラッティ(1660~1725)の合奏協奏曲6曲およびチェロと通奏低音の為のソナタ3曲のカップリングです。研ぎ澄まされたような美しい演奏と秀逸な録音でバロックの醍醐味を聴かせます。レーベルはかわってARTS

a scr con
コンチェルト・グロッソ(pub.London 1740)
1. No.1 F minor Greve-Allegro-Largo- Allemanda(Allegro)
2. No.2 C minor Allegro-Greve-Minuetto
3. No.3 F major Allegro-Largo-Allegro-Largo-Allegro
4. No.4 G minor Allegro ma non troppo-Greve-Vivace
5. No.5 D minor Allegro-Greve-Giga:Allegro-Minuetto
6. No.6 E major Allegro-Allegro-Largo-Affettuoso
チェロと通奏低音のためのソナタ
7. No.1 D minor Largo-Allegro-Largo-A tempo giusto
8. No.2 C minor Largo-Allegro-Piano-Presto
9. No.3 C major Largo-Allegro-Amoroso-Presto

1.~6.はA.コレッリの流れを組むコンチェルト・グロッソで、緩-急-緩-急の楽章で組むのが基本形でしょうが、定型にこだわらず適宜楽章の増減、入れ替え、舞曲の追加などがされています、これはコレッリも行っていますね。緩叙楽章の和声で魅了し、急楽章の緊迫したフーガ形式はお馴染みの配置ですが、霊感に富んだ曲はいくらあってもいいですね、A.スカルラッティはピカイチです。各楽章は長くなく、急楽章の中にも緩叙部分を置き、同じパターンを長く聴かせず変化に富み、聴き手を引きつけていきます。1.のF minorの第二楽章は同音が切れ味よく並ぶフーガ主題ですが、ダントーネは鋭いアタックで演奏し、低弦では打楽器も一緒に鳴っているかのような活発さを出します。緩叙楽章の弦のピュア・トーンによる和声はこの上なく美しい、装飾も巧みで反復の際にも走句を入れて繋ぐ。
7.~9.のチェロ・ソナタは4つの楽章で揃い、ソロ・チェロに通奏低音のチェロ、チェンバロ、アーチ・リュートで演奏しています。ソロ・チェロは軽やかな弾き方のノン・ヴィブラートで、1つのボウイングの間にふっくらとした強弱を持たせます、小味の効いた装飾を入れ、ヴィオラ・ダ・ガンバに近いような雅な感覚。アーチ・リュートが積極的に活躍、楽章によってはソロ・チェロに第二の旋律パートを加えたようなリアライゼーションで楽しませる。9.のC majorの終曲Prestoではソロ・チェロが沈黙しアーチ・リュートが代ってソロ・パートを弾くところがあり、原曲に指定はないと思われるが?、こんな即興もバロックには付き物でしょうね。

ちなみにアーチ・リュートはこんな楽器、
a lute
ルネサンス・リュート調弦でバス弦を追加したものです。
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category: その他・バロック

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