Micha クラシックとリュートの楽しみ

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グッドマン:ハイドン交響曲101番  

コンバッティメント・コンソート・アムステルダムの耳心地よい室内楽版の交響曲「時計」を聴いちゃったあと、オケ演奏で対抗できるものはないか、いくつか聴きました。
昨年、102番中毒状態の頃取り上げた、ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンド同盤のもう一曲、101番がかなり良いです。何度か聴いているはずなんですが、ボンヤリ聴いていたんですね;ふっ切れた気分にしてくれる快演で、しかも室内楽的な緻密な味わいもあります。

hay 102 good

弦楽、木管群、金管、timpがそれぞれ対等なくらいのバランスで、互いの響きで埋め合うことなく見通しの良い声部のやりとりとして聴こえ、オケらしい痛快な力感も聴かせる演奏で、録音もうまくいっています。この録音ではトランペットの強奏が透明に輝きます。

第一楽章、7:36、序奏は引きずらずさらりと行きますが深みはあり、通奏低音のフォルテピアノがリズムを取ると緊迫感がでます、主部は第一主題、第二主題ともにキビキビした同系主題で音階的な動きに終始する、プレストらしいテンポで快活に行きます。弦は常に緻密なデュナーミクを弾き、弱奏はぐっと下げ、強奏で金管、timpが思い切りよく壮大にします。力感の推移がとてもいい。
第二楽章、6:29は結構速めですが遅すぎるよりはいいです。弦と木管だけの演奏のあと、短調の総奏がきますが、ダイナミックで切れ味よいです。三部形式を終えた後、全休止を置いて転調した後続部に入ります、終結近くのトランペットが豪快、第一楽章以上です。
メヌエット、6:41、これも速いですが3拍子を1拍で捕える感覚にハマります、このテンポなら長大なメヌエットなどと言われないですね。しかしあっさり進めてしまうわけじゃなく、聴かせどころはあります。速いながら弦や木管は柔軟な表情を聴かせ、ティンパニは弱奏でも、主音、属音の音程がよく聴こえます、ホルンも1本が影のように低音の持続音を吹いているのも聴こえる、隠れがちな技を見通しよく聴かせ、ハイドンを詳細にオケで聴かせるのはデリケートなことだとあらためて知らされます。
終楽章、4:23、速めですがよくあるテンポです。ふっ切れた感じながら丁寧にやっている。トランペットも豪快なら、ホルンも対等に鳴らす、これならtimpも強打するしかない、窮屈さのない手足を思い切り伸ばしたような快演で終わります。モダン・オケでもこういう演奏はできるでしょう、T.ファイもきっとこんな感じに・・

先日のコンバッティメント・コンソート・アムステルダムもそうですが、「こんな演奏だった・・」と思い込んでいたのが、あらためて聴いてみると目の覚める好演だったりするものが多々あります;聴き直ししないと・・
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category: F.J.ハイドン

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