Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

MAK:テレマン「水上の音楽」  

アルヒーフのLP盤は銀のレーベルを見ると気分も引き締まり、じっくり針を下ろして聴いてしまったものです。しかし後期には光沢のないグレーのレーベルになってしまい、ちょっと残念。
以前にもちらっと取り上げたラインハルト・ゲーベル指揮、ムジカ・アンティクヮ・ケルンによるテレマンの水上の音楽「ハンブルクの潮の満干」ですが、デジタル音源のLP盤の頃ですから、当然グレーです;
新しいカートリッジAT-DS3で聴き返してみました。

telemann wasser1
telemann wasser2

このLP盤は写真のように内周いっぱいまで音溝が刻まれており、音量レベルも高いものです、今までのカートジッジでは最後近くは音がザラついて聴きづらかったのですが、AT-DS3は最後までクリアーにトレースして音を拾いあげますvこれでアナログ盤再生問題は解決、音質云々の前にこういうのが望みでした。
さて、ゲーベルの演奏は古楽奏法を極限まで強調した現代的演奏と捕えていましたが、テレマンに関しては曲の魅力に対して効果的、「ハンブルクの潮の満干」も今までのところ最も気に行ったものです。これが終曲まできれいに聴けるのは嬉しい。序曲はグラーヴェに始まりますが、ここは思い切りゆったりと引っ張って演奏します、チェンバロの通奏低音が和音を見事に散りばめて聴かせます、同音連続のきわめて簡潔なフーガ主題のアレグロに入るととても闊達でこの対比がじつに心地よい、グラーヴェに戻ってまたアレグロを反復する、やはり反復は聴きたいですね。LP盤片面に納めやすいよう反復省略の演奏が多いところきっちりやっているので、当盤は内周いっぱいなわけです。続く舞曲はいずれも表題をもつもの、例によってテレマンは民族音楽から影響を受けた作風も取り入れ、斬新な楽しさを聴かせていきます。ゆったり聴かせる楽章、切れ味よく聴かせる楽章、ゲーベルの演奏は対比があり、第6曲、テンペスト「嵐:吹きすさぶアエロー」は圧巻です、嵐とはいえ緊迫した短調ではなく、長調で書かれたおっとりした雰囲気もあり面白い。
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category: G.P.テレマン

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コメント

ご訪問ありがとうございました

我が稚拙なる喫茶気まぐれをご訪問いただき、ありがとうございました。
水上の音楽、遥か大昔のアルヒーフレーベルですが、オーギュスト・ヴェンツィンガー指揮バーゼル・スコラ・カントールム合奏団、1965年録音のレコードで聴いています。
40年近く前に購入した当時、ビンボーでしたが、ペラペラのジャケットのホンワカした挿絵に惹かれました。
音もそれなりにホンワカして、とても温かみの有る演奏です。

MK #- | URL
2013/02/02 08:36 | edit

MKさん コメントありがとうございます。

アルヒーフの渋い三つ折りのジャケット、懐かしいですね。
ヴェンツィンガーのヘンデル「水上の音楽」もあらためて聴きましたが味わい深いです。古い、新しい、とか関係なく名盤ですね。

michael #xNtCea2Y | URL
2013/02/02 13:28 | edit

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