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ヴェンツィンガー:ヘンデル「水の上の音楽」  

さて次はアウグスト・ヴェンツィンガー指揮、バーゼル・スコラ・カントルムによるヘンデル「水上の音楽」を聴き返してみました。こちらはアルヒーフ'65年録音、輝く銀のレーベルです。この頃はいわゆるバロック・ブームでもあり、世界でも人気の合奏団が次々録音を出していた頃、どこかムード・ミュージック的な音盤も少なくなかったですが、アルヒーフだけは一線を画し、真面目な優れた演奏を生々しく伝える録音に徹していました。さらにキリっとした銀のレーベルが格調高く聴き手の心をつかむ。当時このヴェンツィンガー盤を手にしてからは比較しうる音盤はなく、何度針を下ろしたことかわかりませんが、新しいカートリッジで聴いたところ何の問題もなくクリアな再生音、気を付けて扱えばアナログ盤も一生モノですねv

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↑輝いてます^^

第一組曲ヘ長調の序曲を聴くと今日のピリオド演奏とはさすがに違う、古楽器とはいえ弦はヴィブラートをかけ、渋く厚みを帯びます。ちょっとデッドな響きかと錯覚しますが、バロック・オーボエがクリアに鳴ると好録音であることがわかります。弦も今の古楽演奏にはない味わいがあります。ホルンの入るアレグロはゆっくりめのテンポでナチュラル・ホルンのトリルを大らかながらきちんと聴かせる。曲間を繋ぐオーボエやヴァイオリンのソロも趣味がよく、音楽的に実直で妙な飾りっ気はなく、ニ短調のブーレー(アンダンテ)も味わい深い。第二組曲ではトランペットが入りパっと華やぎますが、ナチュラルtpの輝きが最高、tpが鳴る音とともに空気振動が管内に当る風圧音まで聴こえます。左右に拡がった弦楽、少し奥から聴こえるオーボエや金管、音場の立体感もあり、通奏低音はハープ、リュート、チェンバロが入りゴージャス、各楽器をしっかり捕えています。最近の録音では聴かれないようなアルヒーフ独特の(アク抜きがされていないような?)生っぽいサウンドで、本来気軽な作品として書かれたであろう水上の音楽をじっくり聴いてしまいます。
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category: G.F.ヘンデル

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