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Beethoven:「田園」カラヤンとスウィトナー  

中古盤で見つけたカラヤンの2枚組LPで、「英雄」と「田園」のセットは珍しい気もするが、ちょうど聴きたい2曲なので具合よかった。'60年代の録音で、先日の「第9」と同様、イエス・キリスト教会の響きもよく入ったクリアな音質、1面は内周をかなり残している、
反復を全て省略し、速めのテンポの演奏は音の絵巻を一気に聴かせる、時折こちらを聴きたいことがある、 
kara be s6 lp
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG

第1、第2楽章は音量を控えた涼やかな演奏で進む、ボリュームをいじらずに聴いていくと、第4楽章の嵐の場面でfffくらいに最大音を轟かせ、嵐の猛威を描写、ここにピークを合せた録音になっているのがわかる、金管も歪みなく響き、稲妻を表すピッコロは[97]~、および[101]~ではflと同音のところ、oct.高い演奏を採用している、
sc01 b
終楽章はカラヤンのレガート奏法も効果をあげ、BPOの厚くも爽快なサウンドが効いてくる。
kara be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No.6 "Country" Op.68 Karajan Berlin Philharmonic 1962

さて、もう一つ好きなのがスウィトナー盤、
sui be s6 lp
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1980年録音

会場の響きが申し分なく、こちらは清涼な弦楽、木管楽器の色合いをゆったり聴かせ、とくにクラリネットに魅了される、
orchの各パートがこれ以上ないほど見渡しよく、終楽章の情感豊かさ、[237]からの密やかな表現で引き付けて終わる。
sc03_2020111809424802a.jpg
詳細に聴かせるDENONの録音とも、じっくり味わうスペシャルメニューの感覚になる、
sui be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No. 6, "Pastorale"

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: ベートーヴェン

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コメント

スウィトナーの最大の遺産

このスウィトナーの「田園」にはまったく驚嘆しました。その前に出た「英雄」がいまひとつ乗れない演奏だったので、なおさら。つくづく「田園」の演奏には相性があるものだと思いました。ライナーノーツでは福永陽一郎が「何もしないという偉業」と書いていましたが、これが何もしない演奏なんて、その耳は節穴か、と憤慨したものです。
すべてやりつくして、しかも作為の跡を残さない。スウィトナーの最大の遺産の一つ。

カラヤン盤は、国内盤一枚物の緑地に銀枠のカラヤンのポートレートをあしらったジャケットデザインが好きでした。これはベルリン・フィルの威力を聴くレコード。

yositaka #- | URL
2020/11/19 08:50 | edit

yositakaさん こんにちは

スウィトナーの演奏、おっしゃるとおり、「これがオレの演奏だ」みたいな押しつけがましさが一切なく、天然の魅力で引き付ける、ある意味一番難しそうな演奏をするのに武骨なまでに徹した、表に出ない技が潜んでいる気がします、

カラヤンは国内盤、ドイツ盤といろいろ入ってきて、盤の音質、ジャケットのデザインも様々で興味深いところです。

michael #xNtCea2Y | URL
2020/11/19 13:53 | edit

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