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ビルスマ:ボッケリーニ/チェロ協奏曲ほか  

朝から毎年恒例の人間ドックに行ってきました。まあ、あちこち悪くなってくるのは仕方ないですが、聴力検査だけは毎年OKで、何とか維持したいところです;

今日はD.ハルモニア・ムンディ50周年BOXより、CD14、A.ビルスマのチェロ独奏とジーン・ラモン&ターフェルムジーク・バロックOによるボッケリーニのチェロ協奏曲、交響曲各2曲のアルバムです。ボッケリーニのチェロのソロ・パートはヴァイオリンを上回るような技巧がこらされ、優美な旋律とオケ・パートも充実した聴きごたえがあります。またここに入った交響曲2曲も傑作です。いずれも純イタリアの古典派様式で書いていた頃の作品のようです。

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L.ボッケリーニ
チェロ協奏曲第7番 ト長調 G480
交響曲 変ロ長調 Op21-5G497
チェロ協奏曲第10番ニ長調 G483
交響曲 ニ短調 Op.12-4G506「悪魔の家」
 アンナー・ビルスマ(Vc)
 ジーン・ラモン(指揮&Vl)
 ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ
録音 1988年9月


チェロ協奏曲第7番 ト長調 G480
オケは弦楽のみ、
第一楽章はレガートで爽快に演奏されます。いかにもイタリア趣味の優美な旋律が耐えることなく進められます。ビルスマのチェロは艶やかな高域、豊かな中低域、美しく鳴ります。
第二楽章は低音楽器は休みでチェロ・ソロとvl、vaのみの涼やかな伴奏、朝霧がたちこめた景色のようで、愁いと孤独感を歌い上げます、旋律のセンスは流石。
第三楽章は活気をおび、バックの弦楽もチェロ・ソロ並みのパッセージを聴かせて切れ味よい、チェロはそれを上回る技巧、それを難なく弾きこなし、心地よく音楽は流れる。ボッケリーニの難しいところと言われます。

交響曲 変ロ長調 Op21-5G497
第一楽章、快調この上ない楽章、心地よい冴えた楽想が続々浮かんで隙間なく繋がれていく、イタリア・シンフォニアの典型でしょうか、初期のモーツァルトもJ.C.バッハもここまでいっていないかも?
第二楽章、短調で愁いを帯びますが、やはり旋律趣味が良い、和声の深みも聴かせる。
第三楽章、快活なリズム、旋律の切れ味が心地よい。

チェロ協奏曲第10番ニ長調 G483
こちらはオケにオーボエとホルンが入ります、
第一楽章は前奏をシンフォニックに楽しませ、チェロ・ソロは一段とテクニカルに聴かせる、ソロに対しオケ楽器も室内楽的に関わってきて緊密な内容。
第二楽章は前奏から極めて雅び、オーボエが積極的に使われチェロと二重協奏曲的に聴かせる部分あり、オケの聴かせどころも多いのが魅力。
第三楽章はきわめて快活、チェロは最高に技巧的、オケの弦楽もそれに迫る演奏で、チェロとオケの緊密な掛け合いが圧巻です。シンフォックな聴かせどころも忘れません。これも名演の難しそうな曲ですが、ビルスマは完璧なうえに余裕を持って音楽にします。

交響曲 ニ短調 Op.12-4G506「悪魔の家」
第一楽章、なにやら不気味な予感のする序奏がフォルテで開始します、主部は長調で極めて快活で明るい、走句で埋められたような楽章ですが、隙間なく緊張を維持します。
第二楽章、弦楽のみで切れ切れの旋律のテーマではじまります。静けさの中にもどこか忍び寄る不安を感じさせる。
第三楽章、第一楽章の序奏が再び現れ驚かせる、主部はいよいよ悪魔達の登場、魔性の者達の饗宴騒ぎか?「恐いもの見たさ」という人間の本性を突いたような迫力の楽章です。同時に短調楽章の魅力を結集したような美しい曲でもあります。
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