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K.ベーム、VPO:ベートーヴェン交響曲7番  

いいかげん寒さも和らいでほしいですが、がまんして今日も中古レコード店に出かけました。
今日の収穫はK.ベームとC.クライバー、ともにVPOのベートーヴェン交響曲第7番、ジョージ・セルとフリッツ・ライナーのハイドン、以上はLP盤、あとボッケリーニの室内楽これはCD、計5枚でした。
ベーム、VPOのLPはパチパチと埃ノイズが目立ち、クリーナーで数回拭っても落ちなかったので、思い切って水洗いしました、効果抜群、まったくノイズ無音状態になりましたv
1972年録音、これもDG最高の出来栄えです、弦はこの上なく味わい深く、管の色彩感も豊か、CDとはわずかな違いでしょうが不思議と鮮やかに聴こえます。これはどっちが良いというのではなく、たまたま音の仕上げが良かったほうに軍配が上がるようです。

ベーム be 7 vpo
1972年 VPO盤

ベームの第7は1958年のBPOとの演奏も水も漏らさぬ名演でした、録音も当時としては奇跡の名録音と言えましょう。この旧盤ではベームは常に冷静な統制をかけていますが、VPOとの新盤はちょっと元気がよいというか、キレたところも聴かせてくれます。決して暴走老人になったわけでなく、厳格な統制は変りないですが。
第一楽章、序奏の開始音は旧盤はセーブをかけていたのに対し、フォルテできます、しかしビシっと締まった響き、ウィンナ・オーボエが抜きん出て響くのが印象的、主部は全般に旧盤より活気を帯びていますが、一瞬たりとも乱雑な響きは聴こえてこない、ベームが指揮台に立った以上、VPOはプライドにかけて粗末な演奏はしないという自発的なものもあるかもしれません。
第二楽章、アレグレットとしてはゆっくりめは旧盤と同じ、叙情的な楽章であっても甘美に陥らず、半分冷静を保ち、旋律線には弱音でも常に筋が通ったように聴かせる、これが聴き手の心理にはたまらなく迫ってくるんですね。
第三楽章、はしゃぐようなリズムのスケルツォですが、ここも落ち着いて緻密に聴かせます、トリオは思いの外、ずっしりと響かせます。
第四楽章、ぴしっと整えながら行きますが、展開部以後は旧盤よりちょっとキレたところを聴かせてくれます、もちろんC.クライバーよりはかなり押えていますが、少しばかりアッチェルランドをかけ「もうちょっと」と思うところを聴き手の心理で加速させ、あくまで整いきった演奏で終えます。

ベーム be 7 bpo
1958年 BPO盤

PS.デジタル世代の息子も知人の影響か、アナログ盤に興味をもったらしく、なにやら古いジャズのLPなど買いあさってきます。音溝から音を拾う原始的な方式とか、カートリッジで音質が変るところなど面白いらしくマニアックな楽しみを覚えたようです。
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