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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

A.クリュイタンス:ベートーヴェン交響曲7番  

プレーヤーを置き替えて、聴き馴染んだLPを聴いています。
ベートーヴェンの第七が気に入って最初に買ったのがこのアンドレ・クリュイタンス、BPOのLPです。高校生の頃(大昔)、すでに1000円盤として出ていました。同時期2000円盤だったベーム、BPOの渋くかっちりしたグラモフォン録音も素晴らしいですが、こちらはEMIらしい名録音ですね、残響音豊かで華やかな響きですが、集中して聴ける録音です。今でも傷ノイズがほとんどありません、長持ちするもんですねv

be sym7 clu
1960年録音

クリュイタンスの演奏は同じBPOからベームとは違った魅力を聴かせます。弦の表情は毛先の柔らかい筆で丹念に色を重ねるようなデリケートなもので、骨太の曲である第7番に気品を与えながら、びしっとリズムの緊迫感も決め、全体は引き締まっています。適所で弦の柔和なポルタメントを入れるのがまたいい、
第一楽章、序奏は普通くらいですが、主部はゆっくりめに強弱を深く取り、端正な表現をじっくり、BPOの上手さで存分に聴かせていきます。ブラスの輝き、timpの打音をきっぱり出し、構築感もがっちりさせます。
第二楽章、低弦からはじまるテーマが最高潮に達するまで爽快な響きで仕上げ、情熱感を出します。ここは輪郭のベーム、色彩のクリュイタンス、といった違いでしょうか、ベームの場合、少々武骨なのが効いてくるのですが。
第三楽章、スケルツォはあまり速くせず、ここも端正に、トリオは息の深い表現で聴かせます。
終楽章は程よく快速、リズムはぴしっと決めながら、vlには一際しなやかな弓使いをさせ、次の拍にかぶさっていくようなレガート感、この熱狂的な楽章にも気品をおびた味わいを与えます。しかし管、打楽器はあくまで切れ味よく白熱感が削がれることはありません。合奏をぴしっと決め、引き付けられます。付点リズムの連打、終結音の決まりっぷりが痛快。

ところで、同演奏の復刻CDも聴いてみたら、CDのほうがイメージとしてアナログ盤的な音なんですね;

be sym7 clu cd

キメ細かい弦、ふっくら豊かな低音、良質のカートリッジで聴くような音質、リマスターのセンスが良いのか?今使っているカートリッジががっちり音を出すタイプなのでこうなるのかもしれません;
いずれにしても音溝と擦れ合いながら音を拾うアナログにはどう頑張ってもロスがある、光で読み取るデジタルにはロスがない、音源の仕上げさえ良ければCDの勝ちでしょうね。
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category: ベートーヴェン

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