Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

C.クライバー:ベートーヴェン交響曲7番  

先日の買い物で見つけた、C.クライバー、VPOのベートーヴェン交響曲7番のLPです。これは以前CDを持っていて、失くしてしまい、LP盤で買い直すという逆をやってしまいました。CDを聴いたときの記憶は良い音質でしたが音がスリムにまとめられた印象でした。このLPも同じかと思ったら意外に肉付きのよいサウンドで迫力があります、これぞグラモフォンの音という感じ。
やはり第7はクライバーの特質が最も発揮されるようで人気の演奏ですが、バイエルンROのライヴCDやRCOのDVDもあります。音源的に最も優秀で詳細に聴けるのはこのグラモフォン、VPO盤ですね。

c kle be sym7
1975年 録音

クライバーは弦を厚く鳴らし過ぎるのを避け、弦群と管群を対等なバランスにして、強弱表現も深く取り、またtimpをぐっと前面に出し打音を明快にしてリズムの躍動感を強調します。
第一楽章、序奏部から大きく強弱をとります。主部は躍動感たっぷり、超弱音からのクレシェンドは圧巻で、快速ながら制御を完璧にこなし、強引さがなく、慣性の法則に従ったような柔軟な推移を感じます。この楽章だけでも緻密な作戦のもと、入念なリハーサルを行っているでしょうが、聴こえてくるのは、一本勝負というか、たまたま演奏したらこうなったみたいな作為感のない快調な演奏なんですね。
第二楽章、アレグレットらしいテンポで重々しくせず、VPOの弦の美音を十分響かせ、強弱の起伏を懐深く自然に聴かせます。
第三楽章、スケルツォは快速で飛び跳ねるようなリズムを強調、トリオは速度を十分落とし、ふたたびスケルツォの躍動感。
終楽章、お馴染みの超快演、冒頭は力強くtimpが締める、強奏は短く切り、ガサガサ響かせないのは心地よい、これは全体に言えますが。最後は極限までのアッチェルランド、合奏の限界をRCOは完璧に決めていましたが、VPOもそこそこ決めています、スーパー・オケ的に頑張りすぎないのがVPOらしい^^
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