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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

F.フリッチャイ:ベートーヴェン交響曲7番  

我家の小さな音楽ルームは親子供用、今日は息子に新プレーヤーの使い方やアナログ方式の特徴などあらためてレクチャーしました。リュートの扱い方同様、"フル・マニュアル"のデリケートな手作業に馴れてもらうのは神経を使います;そうこうしている間、ちょっと驚いたのは「ダスト・カバーを閉じるより開けたほうが音が良い」と言うのです。確かにダスト・カバーの共振が盤面にフィードバックすると良くないのですが、何も教えずとも気づくとは、さすが若い耳は敏感、私は聴覚も視覚もすっかりマイルドになって気にもしませんでした(笑)・・忘却力も冴えてきたし;

第七が続きますが今日は過去にも取り上げた、フェレンツ・フリッチャイ指揮、BPOのベートーヴェン交響曲7番にじっくり針を降ろしてみました。私には同時期のベーム、クリュイタンス盤と合わせ三名盤の一枚。
この盤には今のカートッリッジとプレーヤーがとても相性良いようで、甲高くもなくデッドでもなく、しっとり重厚なDGサウンドが味わえます、明らかに復刻CDに勝っています。

フリッチャイ be sym7
1960年 ベルリン、イエス・キリスト教会 DG

第一楽章、序奏の出だしは力強いがしっかり針がトレースして心地よい、ヴァイオリンと掛け合うコントラバスの深みが最高。主部はゆっくりめ、フリッチャイは弦の柔軟な味わいの横の流れをじっくり進めながらtimpを伴った総奏の縦の打ち込みをびしっと切り込ませ、またクレシェンドの前にぐっと弱めたり、リズムに溜めを置いたり、次の表現への効果的な"準備"が入ります。弦を押えて管をくっきり聴かせるなどパート間のバランス・コントロールも綿密、速いテンポでは聴けないであろう味わいを十分盛り込みます。
第二楽章、アレグレットもかなりゆっくり、低弦から上声までテーマが一際神聖な響きで受け継がれ最高潮に達するまで結構長丁場ですが、ひしひしと迫る運命を受け入れるような壮絶感もあります。
第三楽章、スケルツォもだいぶゆっくりなほう、軽やかというより重厚で強弱の起伏を十分もたせ、スケルツォ・リズムの一拍ずつが力強く凄みがある。トリオでのtp、timpが輝かしく痛快。
終楽章、やはり速くしない、繰り返される「タン.タタタッ」の打音は常にかっちり整え、溜めを置きながらじりじりと展開していく迫力がある。フリッチャイも終盤では心もちアッチェルランドをかけますが、大質量の物体が僅かずつ加速する感じでこれがいい、合奏技的には落ち着いた範囲で最後までかっちりと決める。弦は常に味わい深い。
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category: ベートーヴェン

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