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アミチSQ:ハイドン弦楽四重奏曲78、45番  

見るからに兼価盤風のジャケットですが、昔ハイドンの四重奏に興味を持ち始めた頃買った78番「日の出」と45番の入った1500円盤ですが盤が厚手でしっかりしている。演奏はアミチ弦楽四重奏団、60年代中頃から活躍した英国の四重奏団、とあるだけで詳細なデータはありません。(現在、似た名前の四重奏団がありますが別です。)しかし演奏はなかなか見事。

カートリッジはシュアーのME75EDを使ってみました、これは先代のプレーヤーを購入したとき一緒に揃えたもので結構古い、昔ながらのMM型で、耳馴染んだレコード盤の音、というのはこれかもしれない。息子も新しいカートリッジはCDに近い音だと言います。ME75EDは高域もしっかり鳴っていますがバランス的に中低域に量感があり、ゆったりと鳴りますがデッドなわけじゃなく、シンバルやトライアングルが鳴るとシャキっと出てきます。神経質じゃなくゆったり耳心地の良い音に仕上げます。
さて盤共々古いもの同士で再生してみました。盤は水洗いしてノイズ無し、録音は優秀のようでコダーイSQ盤にも負けない潤いにみちた美音が響きます、ハイドン演奏はこうでなきゃv

hay sq 78 45
The Amici Quartet
1st.vl:ライオネル・ベントリー
2nd.vl:マイケル・ジョーンズ
va:クリストファー・ウェリントン
vc:ピーター・ヘイリング
PYE レーベル


全体にくっきりした表現でコダーイSQよりややクールな感じですが、4人の手腕は良く、各弦の味わいを聴いてしまいます。
78番、第一楽章は静かに透明な響きで"日の出"の動機を始め、対照的な活気を帯びた後半がぐいぐい力を増します、展開部も心地よく整え、構成を聴かせます。
第二楽章、「皇帝」のような名旋律を持つ楽章も良いですが、こちらはさらりとして深夜の静けさを思わせる、これもいいですね。アミチSQは透明感を失わない程度の軽いヴィブラートで涼やかに聴かせます。
メヌエット、アレグロでスケルツォに近い感じですが、親しみやすい楽しい主題です。トリオは少しポリフォニックで味わいたっぷり。
終楽章、三部形式ですが開始から展開部がいきなり始まったような各声部の絡み、終結部はテンポが上がり、終楽章らしい快速感を出します。終止音は1st.vlが軽く予兆音を弾いた後ぐっと深く弾く・・味ですね。

45番はパリ・セットを書いた頃の作品でさすがに4声部の充実した掛け合いと彫りの深さは聴きごたえあります。また全体に美しい親しみやすい旋律で構成されています。
第一楽章、穏やかな動機のあとのシンフォニックなダイナミクスも心地よく整った響き。展開部もじっくり聴かせるもので終結部のスケールを各パートが切れ味よく決めます。
第二楽章は主に1st.vlが美しい主題を奏でますが、短調の中間部では4声の絡み、チェロの深い響きで緊迫させます。
メヌエット、アレグレットの優雅なもの、トリオは装飾音を頭に置く洒落た主題。再びメヌエット、パタリと休符で止まり、おもむろに再始動が味、終止和音を置かず、終楽章にアタッカで入る。この軽快かつ充実した終楽章は4パート丁丁発止の掛け合いで圧巻ですね、アミチSQは申し分なく聴かせてくれる、最後はチェロの余韻をたっぷり響かせて終わる・・味です。
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category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 2

コメント

75ED

75ED懐かしいカートリッジですねぇ。
現在針がむしれた同カートリッジが、マイクロ純正シェルに付けたまま、プレーヤーの下に鎮座しております。
子供らが幼かった頃に被害に遭いました。
針交換をすれば使えるのでしょうが、そのまま放置プレイ(笑)。
フェリックス・アーヨの四季などを聴くと、良い弦の響きが楽しめました。
MMに切り替える場合、昇圧トランスを外したりせねばならず、今はカートリッジの切り替えもMC同士だけと云った塩梅です。

MK #- | URL
2013/03/10 08:48 | edit

75ED

MKさん こんにちは
私も子供が小さい頃、新品の針をやられました;
シュアーMM型の良いところは音が痩せないこと、トレース性が良いせいか軽針圧でも内周部歪みがさほど耳に付かないところですね。ほんとにゆったり聴けて、汎用タイプですがこれがメインになりそうです(笑)

michael #xNtCea2Y | URL
2013/03/10 15:21 | edit

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