Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

M.アンドレ&グシュルバウアー:ハイドン トランペット協奏曲ほか  

今日は息子が就職先の寮アパートへ引っ越していきました、隣の県とはいえ結構遠い。3月も終わりになって準備でバタバタしましたが、家にいる間はできるだけいつもどおり、一緒にTVを見たり、趣味をやる時間も持ちました。どうにか就職できたのだから喜びたいですが、なんか穴が空いた気分のほうが大きいです。

いつも気分を元気にしてくれるのがハイドンです。(リュート音楽ではムリ:笑)今日はこれを聴くしかありません。モーリス・アンドレのトランペット、テオドール・グシュルバウアー指揮:バンベルク交響楽団によるトランペット協奏曲、表紙のアンドレ氏の写真も頼もしく感じる。

hay tp andre
トランペット:モーリス・アンドレ
①ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.Ⅶe-1
 テオドール・グシュルバウアー指揮、バンベルク交響楽団
②作曲者不詳:トランペット協奏曲 ハ長調(原曲:オーボエ協奏曲)
 フランツ・リスト室内管弦楽団
③L.モーツァルト:トランペット協奏曲 ニ長調 
 J.F.パイヤール、パイヤール室内管弦楽団
④モーツァルト:トランペット協奏曲 ハ長調(原曲:オーボエ協奏曲K.314)
 フランツ・リスト室内管弦楽団


1曲目ハイドンの録音は過去にエラート盤のLPを持っていましたが、どのように失くしたかも憶えていません、CDで再入手したところです。グラモフォンのシュタットルマイアーと組んだ録音にも満足していましたが、当盤をあらためて聴くとトランペットもオケも最も輝き、堂々とした録音です。アンドレは素早い演奏も見事ですが、長~い音をたっぷりと聴きたい、その一音の中に輝きと温もりがあります。
第一楽章、編成は大きいと思われるグシュルバウアーのオケはずっしりと踏み込んできてとても充実感があります。アンドレの見事さは不動のものですが、この録音の輝かしい響きは最高の魅力、落ち着いたテンポの堂々たる第一楽章。
第二楽章、アンドレのtpはまるでフルートのように柔らかく吹きはじめられる、ハイドンならではの温もりにみちた楽章を存分に満たしてくれる。
第三楽章、ここもバンベルク響のシンフォニックなバックが味わい深い、そこにアンドレのtpがバランスのよい関係で協奏していく、ソロもオケもエネルギッシュでありながら整った構築感もみごとに仕上げています。

L.モーツァルトの協奏曲も好きな曲です、簡潔ながら前古典派の雅びな曲相、ナチュラルtpの聴きどころを押えた作品です。第一楽章のtpが跳躍した後の高い音を柔らかく吹き始める魅力はアンドレのような名手がはじめて聴かせられるところでしょう。この魅力は残りの2曲でも活きてきます。原曲オーボエ協奏曲をトランペットで吹いていますが、もはやtpを吹いているように思えません。小回りな旋律の切れ味、高音域を弱音から柔らか~く吹く技、モーツァルトの名曲K.314、第一楽章の長く吹くところなど、tpで吹くなんて普通考えられませんが、木管の名手顔負けの演奏になっています。またこれら2曲の原曲オーボエ協奏曲はバックを演奏しているフランツ・リスト室内Oがじつに美しい、原曲どおりオーボエがソロでも素晴らしいでしょう。
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category: F.J.ハイドン

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