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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

手持ちの楽器Ⅳ  

バロックリュートがメインでルネサンスリュートは殆ど手がける暇がないのですが、いざという時?のために2本ばかりあります。この楽器は6コースで中古でTさんより手に入れたもの。ビル・ブラウン(英国)作とのことでラベルがないため製作年は不明、たぶん80年代でしょう。ヨアヒム・ヒーバー・モデルだそうです。

6c lute

特徴としては、表板が結構厚くニスもわりと塗ってあり、ボウルもがっちりしている、6コースで張力負担が少ないのもありますが変形はほとんどありません、100年でも耐ちそうです。高音弦はすっきりとして、鳴ってほしいポジションが鳴りやすい。低音弦の鳴り方は独特の雰囲気で、19世紀ギターを思わせる、ロゼッタが大きめで開口面積が広く、ボディ内の空気共振が効いた鳴り方に聴こえます。表板を薄くして反応を高め、音量を出す楽器とは方向性が違うように思います。オリジナル楽器に忠実に作ったらこうなったのか、製作家の工夫によるものかわかりませんが、弾きやすさもあって息子が練習に使っていました。

7cナット

購入時は貼りフレットの位置がずれていて、正しい位置に貼り直してもらい、ついでに黒檀のペグが具合よくなかったのでサクラ材のペグに替えてもらいました。またナット側の弦間隔が手に合わなかったので黒檀材を削り出してナットを自作しました。神経を使うのは弦溝の位置を決めるときです。たった6コースなので楽ですが、バロックリュートの弦溝決めとなるとホネです;気に入った楽器なら手をかけても使おうという気になりますね。
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category: Lute

tb: 0   cm: 4

コメント

また、素敵なリュートですね。英国製の古いリュートには名品が多いとか。値段もかなり高額らしいです。
ちょっと見ますと、ボディーは大きめのロゼッタにボウルも大きく、板厚も厚いとのことで、バロックのような感じですね。確かに弦数が少ないので耐久性は相当にありそうです。100年は楽勝ですね?
 黒檀ペグは、丈夫で見た目も質実剛健ですが、逆に強すぎて、長年の間にペグ穴を逆に削ってしまう場合もありますね。私もツゲ材のペグを予備に持ってます。コンポジットでメンテして強く押さないように黒檀ペグで頑張ってます。

白くま #- | URL
2013/04/03 10:40 | edit

白くまさん こんばんはコメントありがとうございます。
ほんとに黒檀ペグでかなり食い込んだ楽器がありましたが、松尾淳さんに教えてもらった方法で、綿棒でペグ穴を水で濡らして乾かすとだいぶ穴が縮んで、極端に食い込む状態は解消できました。圧迫されてペタンと寝た木の繊維が起きてくるんでしょうね。あとはコンポジションなど使い、再び食い込ませないようにしています。ペグは凹凸なく並んでいないと楽器の美観にも影響しますしね;

michael #xNtCea2Y | URL
2013/04/03 19:33 | edit

綿棒の水浸透方法は、はじめて知りました。
 ぜひ参考とさせていただきます。

 ところで、最近はどんなバロックの曲をお弾きになるのですか。
michaelさんの演奏、お聞きしたいですね。

白くま #- | URL
2013/04/03 20:36 | edit

水濡らし法はまず綿棒にアルコールを付けて、ペグ穴の清掃を先にしています。コンポジションなど塗りものがべったり付いていますので、リセットからやります。
曲はヴァイス中心にデュフォーやデュビューなどフランスものを少し、組曲の中の1曲ずつを時間かけてやっていました、と過去形になりますが、諸事情で気忙しい状況下、今は練習を休止中です;死ぬまでにいくつか録音くらいとりたいと思っていますが(笑)

michael #xNtCea2Y | URL
2013/04/04 01:04 | edit

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