Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

P.ティボー:ハイドン トランペット協奏曲  

イタリアは弦楽器の国、フランスは管楽器の国と昔から言われ、フランスの管と言えば、ニコレ、ランパル、ピエルロとたしかに名手が次々浮かんでくるが、極めつけはtpのM.アンドレでしょう。もう一人tpのピエール・ティボーがいます。あのホーカン・ハーデンベルガーの師でもあります。なぜかティボーは録音物が極端に少ない、他に思い当たるのはK.リヒターのブランデンブルクNo.2のソロくらい。過去にD.グラモフォンのO.ゲルデス指揮、バンベルク響とのLPを聴いて、演奏、録音とも素晴らしかったのを憶えています。ハイドンほかテレマン、L.モーツァルトなどtp協奏曲の名曲を集めたもので、復刻を待ち望んでいたが出てこない;今聴けるのは日本の群響と録音したハイドン。グラモフォン盤と同等の内容を期待して取り寄せました。ハイドンのほか未知の古典派作品、最後に現代曲と凝った選曲です。

hay tp con thib
① F.J.ハイドン
トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.Ⅶe-1
② ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー
トランペット&弦楽のための協奏曲 変ホ長調
③ アンドレ・ジョリヴィエ
トランペット、弦楽&ピアノのための協奏曲

ピエール・ティボー:tp
豊田耕児:指揮、群馬交響楽団
1981年、利根沼田市民会館

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全体にはかつて聴いたとおり、スタンダードなまとめ方で安心しますが、アンドレ盤と一味違う魅力もあるでしょう、高音の極めつけとも言える鮮やかな響きは過去のグラモフォン盤を思い出します。
第一楽章から木管的なゆったりした表現もありますが、常に筋の通ったような安定感があり、魅力は高域、きりっと痛快な輝きでしかもきめ細かい美音はそうめったに聴けないでしょう。カデンツァでも再度その魅力を聴かせます。
第二楽章も余裕の技量で木管的な柔らかな開始音、ゆったりと歌わせながらも、僅かずつ切れ目を入れて単調に流れるのを避けます。
第三楽章、ここも安定感抜群、tpの跳躍したあとの高音の響きが美しい、バックのオケはもう少し押し出すところがあってもいいが、バランス良く手堅くまとめ味わいがある。ソロtpをじっくり聴かせる録音設定でしょうか、録音はナチュラル・サウンドでティボーの美音が申し分なく味わえます。アンドレ盤と交互に聴きたいような満足度です。
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category: F.J.ハイドン

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