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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

M.アンドレ、J.ローラ:ハイドンtp協奏曲  

今日は夕方、息子の寮にオーディオ機器一式を送ってやりました。1つのダンボール箱にスピーカー、スタンド、小型のアンプなど詰め込み、重量はさすがに私の体力ではきつい、腰痛の再発に注意しながら、近くの某有名宅配社に持ち込みましたが、人けがなくどこが受付場所かもわからず、係員らしい人がソファに寝転んでいたので受け付けてもらった。手際もおっとり;(一応"ISO"とやらの認定を受けた事業所だが、まるで関係ないようなギャップが可笑しい^^;)やたらアクセクした昨今、こんな大らかな仕事場もいいじゃないかとほっとする、ちゃんと送ってさえくれれば文句ないし。

さて通販のaさんは早い、モールス・アンドレ、もう一つのハイドンtp協奏曲です。最後の録音でしょうかね?ヤノシュ・ローラ指揮:ブダペスト、フランツ・リスト室内Oとの録音です。EMI、1994年録音時はアンドレ61歳、老練な魅力ではあるがそれは演奏内容であって技巧のほうは全盛期のままですね、まだまだ衰える歳じゃない。

アンドレ ヤーノシュ hay tp

アンドレはハイドンtp協奏曲は数年おきに新録音を出していて、ライフ・ワークなんでしょう、共演する指揮者とオケが代わる度にそれまでとは違う美質の演奏を目指していて、焼きまわしではないですね。今回のローラ指揮:フランツ・リストCOはとにかく上手くて美しい。
第一楽章、弦の一際美しいサウンドでゆっくりめに始まるが、適度に音に区切りをつけ、引き締める、内声や木管もくっきり心地よく聴こえる、アンドレはこれまで以上に室内楽的なデリケートな表情をつけ、弱音でレガートに伸ばす音がひときわ良い。アンドレによるお馴染みのカデンツァはアレンジを加えられ、さらに聴きごたえがある。
第二楽章、ハイドンの音楽に愛情を注ぎこんだような前奏に続き、アンドレはもはやtpの響き云々を超えた、心の内面を訴えきるような演奏。長く引く音の中に語る味わいがある。
第三楽章はオケの前奏から結構、溌剌とした演奏を聴かせる、あくまでオケはぴしっと整い、アンドレのtpも美しくコントロールされ、内面的表情も丹念に聴かせる。
これは先日のJ.L.コボス盤とともに名盤に位置付けたい。独断で順位をつけると、一位がJ.L.コボス盤と当J.ローラ盤、二位がグシュルバウアー盤、三位がシュタットルマイヤー盤といったところでしょうか;高いレベルでの順位ですが。
なおカップリングされた、ヘルテルの協奏曲変ホ長調はtpの聴かせどころがいっぱい、また次のマルチェッロの協奏曲ニ短調は原曲がお馴染みのオーボエ協奏曲ですが、tpがイタリア・バロックの短調作品を吹くとまさに「夜空のトランペット」と言いたい魅力がでてきます^^そして最後のフンメル協奏曲変ホ長調、これがソロ、オケともに感動的な名演、前奏部の表現を聴くだけでじーんときます。アンドレが来日公演の際、ソロの出までいかにも楽しげに体でビートを取っていた姿が浮かびます。幸福感で満たされるとじーんとくるもんです。ローラ指揮:フランツ・リストCOの手腕で一際素晴らしいものとなっています。

ところで、アンドレの追悼盤としてEMIから出た13枚BOX「エターナル・モーリス・アンドレ」ですが、ハイドンtp協奏曲Hob.Ⅶe:1はJ.L.コボス盤とR.ムーティ盤が含まれています。

e andere 01

ローラ盤も入っていれば文句なしでしたが;まあ、その他の多くの協奏曲やアンドレが手掛けた編曲作品も一挙に聴けるし、新譜CD1枚分の価格で13枚ですから申し分なしでしょう。なおJ.L.コボス盤はしっとり落ち着いた音の潤いというと、先日のLP盤に一歩譲る・・CDももちろん悪くないですが;
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category: F.J.ハイドン

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