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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

D.バレンボイム:ハイドン交響曲44&49番  

これは中古盤ではなく、長く保管してきたものです。ダニエル・バレンボイム指揮、イギリス室内O 1975年録音、D.G
どこかのレコード店で見つけたのか取り寄せたのか憶えていません。バレンボイムによるハイドンは他に聴いたことがなかったですが、44番「哀悼」と49番「ラ・パッシオーネ」という二大短調交響曲の録音にどこか熱気を感じ、ありふれた演奏ではないだろうと期待したのは憶えています。やはり熱気を帯びたものでした。当時手に入る音盤で44番や49番をこれほど情熱的に演奏している例は他になかったと思います。特に44番の名演がほしいと思っていた頃です。これ以外に満足する演奏にはお目にかからなかった。

hay 44 49

久しぶりに針を下すと、ドイツ・グラモフォンの深みたっぷりの音がイギリス室内Oの美音と熱演を再現します。
44番第一楽章は当時の演奏例としては速いテンポ、開始音は厚みをもった強奏ながらしなやかな美音で響きます、強弱の対比をしっかりとり、急速な中にも緻密な表現が込められ、きっちりした様式感を崩さず、緊迫感で包みます。
第二楽章、メヌエットは近年の軽やかな演奏とはさすがに違い、重厚な楽章の一つと位置付けたような演奏。
第三楽章、アダージョ、ここはイギリス室内Oの弦の美質でじっくりと聴かせます。陽がさすようなホルンの滑らかな響きが良い。
終楽章、古楽器オケとは違う、絶対的な力感でこの楽章のエネルギーを押し出すのは圧巻。バレンボイムは端正に整えながら情熱感を見事に引き出します。
私の希望としてはバランス的に弦がもう少し控えめで管が浮上するのがよいのですが、これがこの頃の標準的な管弦楽なのかもしれません。
49番、この曲も緩叙楽章はじっくり、急楽章は急速に、と対比を付け、4つの楽章間で静と動の緊迫感を出し、最後まで引き付けます。
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category: F.J.ハイドン

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