Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

L.U.モーテンセン:バッハ チェンバロ協奏曲BWV1053ほか  

過去にリコーダーの人達とアンサンブルに挑戦した時期がありますが、バロック音楽のバス・パートを弾くというのは実に楽しいのですね。簡潔ながら上声パートを受け止めるような動きの心地よさ、音楽を支えている、という達成感みたいなものもありますし。バッハの曲ともなれば、そのバス・パートに集中して聴いてみるのも一興、実に味があります。

さて、先日のムローヴァ盤ですっかり気に入ってしまったBWV1053ですが、ほかに音盤はなかったか探したら、ラーシュ・ウルリク・モーテンセン:cem、コンチェルト・コペンハーゲンのバッハ:チェンバロ協奏曲第1集に入っていました。cpoレーベルも優れた古楽CDを出しています、ちょっとマイナーものが多いですが;

モーテンセン bach

チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV1053
第一楽章、この楽章はトィッティとソロを交互に演奏するリトルネッロ形式が基盤ですが、A-B-Aの部分に分かれ、Aが型どおりのリトルネッロ、Bがフーガ作品で言う喜遊部に相当するところ、喜遊部といってもひと息つくような部分でなく、A部を基に霊感の趣くままに転調、テーマの変化などバッハならではの深い技法と楽想を聴かせます、展開部的な内容ですね、再びAに戻りますが、ただの再現ではなく、ソロには見事な装飾パッセージが入り、盛り上げて終ります。
第二楽章のシチリアーノは嬰ハ短調となり、チェンバロのソロが並みの作品以上の深い気分の移ろいを聴かせます。
第三楽章、アレグロで快活、チェンバロの鮮やかなパッセージが導入してトゥッティが始まる、この楽章もA-B-Aの形をとっているんですね、Bはやはり聴きどころで、半音進行する新たなテーマが出てくるところなど、ヴィルトーゾ的な通の作品に思えます。
モーテンセン&コンチェルト・コペンハーゲンの演奏は基調としてリズムをくっきり歯切れよくしながら、弦の涼やかなレガート音を重ね、チェンバロの小回りな切れ味やルバート、近年的な古楽演奏の魅力で聴かせます。そしてバス・パートをじっくり聴いてみるのもいいです^^

この盤のもう1曲、魅力はおなじみチェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052、この曲の第一楽章でトゥッティの奏でる主題はユニゾンで広い音域を動き、バッハの息子達の書いた多感様式を先取りしたようだ、という解説もありますが、たしかに引き付ける主題です。こちらもモーテンセンの演奏が鮮やかで、前に取り上げたダントーネ盤とともに近年古楽の魅力十分に聴かせます、快速に演奏する終楽章が痛快。
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category: J.S.バッハ

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