Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

テレマン:トランペット協奏曲ニ長調  

私はトランペットには触れたことはないのですが、ホルンなら知人のを吹かせてもらったことがあります。はじめはスカーっと空気が通るだけの音^^;悪戦の末、やっと唇が振動しプォーっと鳴ったときは感動!それで満足^^金管の難しさを体感しました。

さてtp協奏曲の定番、テレマンの協奏曲ニ長調ですが、先日のO.E.アントンセンの見事な演奏を聴くといろいろ聴いてみたくなります。意外に手元にあるのは少ないです。
まずはM.アンドレの2枚、左は1974年録音(EMI)カラヤン&BPOとの演奏、テレマンの原曲をもっとtpの魅力を出そうと旋律を一部高域に移した編曲がよく使われますが、ここではグレーベ編とあります。各楽章ゆっくりのテンポでtpを伸びやかにたっぷりと聴かせる、カラヤンのBPOは厚みを帯びながらも清涼なサウンド、カラヤン・バロックとでも言いましょうか、濃厚に聴かせます。もう1枚右、1984年録音のR.ムーティ&フィルハーモニアOとの演奏は異なる編曲が使われ、一味違います。tpソロは原曲を重視したのか、高域に移すことをせず、第4楽章の終りも華々しい高音を吹くものでなく、落ち着いた終結です。ムーティのオケは厚くならず、清々しく聴かせます。
tele tp2

次にナチュラルtp、古楽演奏です。ナチュラル管はまさにすんなりとした管で気流を乱す仕掛けがなく、透明感のある音が魅力。左はフリーデマン・インマー:tp、R.ゲーベル&MAKの演奏、1986年アルヒーフ。インマーは柔らか基調の良い音です。ナチュラルtpの大らかなトリル、第二楽章ではtpの出だしが、"巻き舌"的発音となり、これもナチュラルtpらしい味わいです。ゲーベルはアタックの強い演奏をしますが、tpが休みの第3楽章はことのほか雅びに演奏します。さすがに原曲版のようです。もう1枚右、スウェーデンの名奏者N.エクルンド:tp、N.E.スパルブ&ドロットニング・ホルム・バロック・アンサンブル、これは極めつけ、ナチュラルtpを吹いているとは思えない技、スパルブのバックも洗練されつくしたような、古楽演奏の魅力を放つ。第3楽章の美しいこと。この曲、第3楽章がけっこう聴きどころなんですね^^
tele tp1

最後はtpのバロック演奏の原点ともいえるようなLP、アドルフ・シェルバウム:tp、K.レーデル&ミュンヘン・プロ・アルテ・室内O、録音年不明ですがステレオ初期頃でしょう。のちのバロック・サウンドの清々しい録音とは違い、生っぽく録れています。アンドレ以後の洗練された演奏が確立される前の、トランペットらしい、ごく素朴な表現、響きがかえって新鮮に感じます。第4楽章は高音を吹いて終わる。やがて物々しいバック演奏が増えていきますが、レーデルのバックは、さらりと自然に支えます。
エラート盤
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category: G.P.テレマン

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