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Haydn:Sym No.92「オックスフォード」の名演  

ハイドン「オックスフォード」の演奏も一握りの名演を拾えば、あとは横並びという感じ、
過去の演奏で聴きたいと思えるのは、快活でよく整ったコリン・デイヴィス指揮、RCOのPHILIPS盤だったが、今はyou tubeに挙がっていない、 
c d hay s92
気になる一つが第2楽章で、自筆譜には確かに「cantabile」とあるが、ハイドンの時代はどの程度の表現だったのか?
hay s92 2ud
vcとバスはパートが分かれている、vcが空白の所はバスと同パート、
L.バーンスタイン、VPOの演奏を聴くと情感的すぎて、今ではちょっと嫌気がさす、
you tube:Haydn: Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92 - "Oxford" - 2. Adagio
A.プレヴィン、VPOも殆ど同じにきこえる、
you tube:Haydn: Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92 - "Oxford" - 2. Adagio
節目をつけてすっきり歌わせる演奏が選択の一つになる、ニ短調となる中間部は重く引きずらず、キビキビ歯切れ良いのが好ましい、
*従来、古典派の演奏において、orchのサウンドバランスは大まかにこんなイメージだった、
modern.jpg
モダンorch
古楽orchが広まるにつれ、このようなバランスに耳馴染み、
period_20230102110618d78.jpg
古楽orch
今はモダンorchもこれに近づく傾向にある、

トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルクSOの工夫を凝らし、楽しさ満開の演奏を聴いて以来、ほかはちょっと聴けないという状況になった;
t f hay s92
you tube:Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92, "Oxford":
I. Adagio - Allegro spiritoso II. Adagio
III. Menuet: Allegro IV. Presto

次にライヴ録画で、トーマス・ヘンゲルブロック指揮、NDR
ヘンゲルブロックはフライブルク・バロックOを指揮した演奏に馴染んでいるが、望みどおりの演奏だった、終楽章のサラサラと進む感覚が良い、
t h hay s92
you tube:Haydn: "Oxford"-Sinfonie Nr. 92 (SHMF 2016) | NDR Elbphilharmonie Orchester

最後にルネ・ヤーコプス指揮、フライブルク・バロックO、
曲はト長調だが主部の開始は属和音でさりげなく入る、ヤーコプスの解釈は非常に弱奏で始め、主調になる[25]fからは全開で突進してくる、
sc 01 21
trp、timpを備えたSymではこういう演奏こそ狙いだったのでは・・と思えてくるv
r j hay s92
you tube:Symphony No. 92 in G Major "Oxford", Hob. I:92:
I. Adagio - Allegro spiritoso 以下連続再生
聴き方としては、モーツァルト以上に純粋に絞り込んで"orch"を楽しむ感覚、

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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