Haydn:Sym No.92「オックスフォード」の名演 
2023/01/02 Mon. 11:20 [edit]
ハイドン「オックスフォード」の演奏も一握りの名演を拾えば、あとは横並びという感じ、
過去の演奏で聴きたいと思えるのは、快活でよく整ったコリン・デイヴィス指揮、RCOのPHILIPS盤だったが、今はyou tubeに挙がっていない、

気になる一つが第2楽章で、自筆譜には確かに「cantabile」とあるが、ハイドンの時代はどの程度の表現だったのか?

vcとバスはパートが分かれている、vcが空白の所はバスと同パート、
L.バーンスタイン、VPOの演奏を聴くと情感的すぎて、今ではちょっと嫌気がさす、
you tube:Haydn: Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92 - "Oxford" - 2. Adagio
A.プレヴィン、VPOも殆ど同じにきこえる、
you tube:Haydn: Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92 - "Oxford" - 2. Adagio
節目をつけてすっきり歌わせる演奏が選択の一つになる、ニ短調となる中間部は重く引きずらず、キビキビ歯切れ良いのが好ましい、
*従来、古典派の演奏において、orchのサウンドバランスは大まかにこんなイメージだった、

モダンorch
古楽orchが広まるにつれ、このようなバランスに耳馴染み、

古楽orch
今はモダンorchもこれに近づく傾向にある、
トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルクSOの工夫を凝らし、楽しさ満開の演奏を聴いて以来、ほかはちょっと聴けないという状況になった;

you tube:Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92, "Oxford":
I. Adagio - Allegro spiritoso II. Adagio
III. Menuet: Allegro IV. Presto
次にライヴ録画で、トーマス・ヘンゲルブロック指揮、NDR
ヘンゲルブロックはフライブルク・バロックOを指揮した演奏に馴染んでいるが、望みどおりの演奏だった、終楽章のサラサラと進む感覚が良い、

you tube:Haydn: "Oxford"-Sinfonie Nr. 92 (SHMF 2016) | NDR Elbphilharmonie Orchester
最後にルネ・ヤーコプス指揮、フライブルク・バロックO、
曲はト長調だが主部の開始は属和音でさりげなく入る、ヤーコプスの解釈は非常に弱奏で始め、主調になる[25]fからは全開で突進してくる、

trp、timpを備えたSymではこういう演奏こそ狙いだったのでは・・と思えてくるv

you tube:Symphony No. 92 in G Major "Oxford", Hob. I:92:
I. Adagio - Allegro spiritoso 以下連続再生
聴き方としては、モーツァルト以上に純粋に絞り込んで"orch"を楽しむ感覚、
ご覧いただき、ありがとうございました。

にほんブログ村
過去の演奏で聴きたいと思えるのは、快活でよく整ったコリン・デイヴィス指揮、RCOのPHILIPS盤だったが、今はyou tubeに挙がっていない、

気になる一つが第2楽章で、自筆譜には確かに「cantabile」とあるが、ハイドンの時代はどの程度の表現だったのか?

vcとバスはパートが分かれている、vcが空白の所はバスと同パート、
L.バーンスタイン、VPOの演奏を聴くと情感的すぎて、今ではちょっと嫌気がさす、
you tube:Haydn: Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92 - "Oxford" - 2. Adagio
A.プレヴィン、VPOも殆ど同じにきこえる、
you tube:Haydn: Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92 - "Oxford" - 2. Adagio
節目をつけてすっきり歌わせる演奏が選択の一つになる、ニ短調となる中間部は重く引きずらず、キビキビ歯切れ良いのが好ましい、
*従来、古典派の演奏において、orchのサウンドバランスは大まかにこんなイメージだった、

モダンorch
古楽orchが広まるにつれ、このようなバランスに耳馴染み、

古楽orch
今はモダンorchもこれに近づく傾向にある、
トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルクSOの工夫を凝らし、楽しさ満開の演奏を聴いて以来、ほかはちょっと聴けないという状況になった;

you tube:Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92, "Oxford":
I. Adagio - Allegro spiritoso II. Adagio
III. Menuet: Allegro IV. Presto
次にライヴ録画で、トーマス・ヘンゲルブロック指揮、NDR
ヘンゲルブロックはフライブルク・バロックOを指揮した演奏に馴染んでいるが、望みどおりの演奏だった、終楽章のサラサラと進む感覚が良い、

you tube:Haydn: "Oxford"-Sinfonie Nr. 92 (SHMF 2016) | NDR Elbphilharmonie Orchester
最後にルネ・ヤーコプス指揮、フライブルク・バロックO、
曲はト長調だが主部の開始は属和音でさりげなく入る、ヤーコプスの解釈は非常に弱奏で始め、主調になる[25]fからは全開で突進してくる、

trp、timpを備えたSymではこういう演奏こそ狙いだったのでは・・と思えてくるv

you tube:Symphony No. 92 in G Major "Oxford", Hob. I:92:
I. Adagio - Allegro spiritoso 以下連続再生
聴き方としては、モーツァルト以上に純粋に絞り込んで"orch"を楽しむ感覚、
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
- 関連記事
-
- Haydn:初期Symの楽しみ (2023/02/03)
- Haydn:Sym 101「時計」の名演 (2023/01/29)
- Haydn Sym No.88の名演 (2023/01/14)
- Haydn:Sym No.92「オックスフォード」の名演 (2023/01/02)
- Haydn:Sym No.94「驚愕」の名演 (2022/12/08)
- Haydn 交響曲:一番の傑作? (2022/12/02)
- ハイドン:疾風怒濤の交響曲 (2022/11/28)
category: F.J.ハイドン
コメント
| h o m e |