Haydn Sym No.88の名演 
2023/01/14 Sat. 09:35 [edit]
ハイドンのSymは1曲ごとに特徴を持たせ、あれこれ盛り込み過ぎず、的を絞った作法が良いと思うが、No.88はハイドンの達筆が冴え、華があり、昔からよく演奏される、

第1楽章には先日のモーツァルト Sym No.39と同じく、付点リズムのあるフランス風序曲的な序奏がある、

近年の演奏は付点をより引き延ばし後を詰める、
続く主部は充実しているがtrp、timpが用いられず軽快にまとめられている、
*なお、この主部はアウフタクトで始まる2/4拍子だが、スコアを見る前はずっと朱囲いのように4拍子で捉えていた、この聴き癖を直すのは難しい;;

再現部では弦が弾く主題にflが花を添えるようで洒落ている、

第2楽章、ここにも[41]から「びっくり交響曲」の要素を忍ばせる、ここで初めてtrp,timpが鳴り響く、とは言え優美な楽章、

メヌエットも引き締まった気品があり、さらに終楽章の凝縮された聴き所と華々しさも人気の要素だろう、
意外に録音物にこれぞというのが少ない、20世紀の指揮者では、B.ワルター、K.ベーム、L.バーンスタインなど聴いたが、今では重く粘っこすぎる感じだ、
アンタル・ドラティ、PHが最もすっきりした好演だった、

you tube:Haydn: Symphony no.88 in G Major, Hob. I:88 (Antal Doráti, Philharmonia Hungarica)
サイモン・ラトル指揮、BPO(EMI原盤)は今世紀らしいスタイルをBPOの達演で聴かせる、強弱の対比を巧みに取り、終楽章は巻き込むような快演となる、

you tube:Symphony No. 88 in G Major, Hob. I:88: I. Adagio - Allegro 連続再生
最後はニコラス・マギーガン指揮、フィルハーモニア・バロックO、
ピリオドorchだが、過去にもハイドンの良い演奏を出している、全楽章ちょうど良いテンポで不満なく聴ける清々しい演奏、これがライヴ録音だったとは意外v

you tube:Symphony No. 88 in G Major, Hob. I:88
I. Adagio - Allegro II. Largo
III. Minuet: Allegretto IV. Finale: Allegro con spirito
ご覧いただき、ありがとうございました。

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第1楽章には先日のモーツァルト Sym No.39と同じく、付点リズムのあるフランス風序曲的な序奏がある、

近年の演奏は付点をより引き延ばし後を詰める、
続く主部は充実しているがtrp、timpが用いられず軽快にまとめられている、
*なお、この主部はアウフタクトで始まる2/4拍子だが、スコアを見る前はずっと朱囲いのように4拍子で捉えていた、この聴き癖を直すのは難しい;;

再現部では弦が弾く主題にflが花を添えるようで洒落ている、

第2楽章、ここにも[41]から「びっくり交響曲」の要素を忍ばせる、ここで初めてtrp,timpが鳴り響く、とは言え優美な楽章、

メヌエットも引き締まった気品があり、さらに終楽章の凝縮された聴き所と華々しさも人気の要素だろう、
意外に録音物にこれぞというのが少ない、20世紀の指揮者では、B.ワルター、K.ベーム、L.バーンスタインなど聴いたが、今では重く粘っこすぎる感じだ、
アンタル・ドラティ、PHが最もすっきりした好演だった、

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サイモン・ラトル指揮、BPO(EMI原盤)は今世紀らしいスタイルをBPOの達演で聴かせる、強弱の対比を巧みに取り、終楽章は巻き込むような快演となる、

you tube:Symphony No. 88 in G Major, Hob. I:88: I. Adagio - Allegro 連続再生
最後はニコラス・マギーガン指揮、フィルハーモニア・バロックO、
ピリオドorchだが、過去にもハイドンの良い演奏を出している、全楽章ちょうど良いテンポで不満なく聴ける清々しい演奏、これがライヴ録音だったとは意外v

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I. Adagio - Allegro II. Largo
III. Minuet: Allegretto IV. Finale: Allegro con spirito
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category: F.J.ハイドン
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