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R.グッドマン:バッハ ブランデンブルク協奏曲  

久しぶりに暑さが一段落、ツバメとの根比べを続けています;
今日は再び古楽演奏でロイ・グッドマンのブランデンブルク、このCDもかなり前、アメリカのアウトレット・ショップからまとめ買いをした一つ、在庫リストの演奏者名、R.Goodmanに期待して注文表に加えました。
1991年hyperionの録音は小ぢんまりとして、SONY-VIVATEのような鮮やかな音場感ではないのが少々残念ですが各パート音はよく聴こえる室内的サウンド。ただ綺麗に歌うだけの演奏は退屈だが、さすがグッドマンはバロックの楽しみを具現化してくれる。

goodman bra 1991
1991年 hyperion

注目は通奏低音楽器、チェンバロとオルガンを適宜使い分け、第1番と第6番ではナイジェル・ノースがテオルボを弾いている。特に第6番では他では聴けない古雅な響きとなって魅力。また全曲グッドマン自身がvlソロの妙技を聴かせる。

第1番、第一楽章は軽やかで心地よい運び、ホルンはあまり荒っぽくなくきちんと演奏している。第二楽章、涼しげな弦楽の上にグッドマンのピッコロvlがすっと現れる、obは伴奏部分ではふわっと音を立ち上げる、テオルボとオルガンの響きがより瞑想感を演出する。第三楽章、快活なテンポ、ピッコロvlが切れ味よく、中間部の短いカデンツァはvlが粋な装飾演奏。終楽章、メヌエットは1、2拍目をレガートに、3拍目を軽く切り、軽やか。古楽では当たり前の表現、トリオ、ポラッカも適切な表現、舞曲の雰囲気を出す。
第2番、第一楽章、快調なテンポでリズム感も心地よい。バロックtpはステファン・ケーヴィ、特に難点のない見事な演奏、レガートな立ち上げ方が美しい。演奏全体もレガート、スタカートの対比心地よく、これも常識的でしょう。第二楽章、バス部は適度にリズム感をつける。各ソロ楽器は一音ずつを語るような古楽語法で退屈させない。第三楽章、tpが柔らかに始め美しい、モダンtpのような完璧さはないものの、かなり決めているし、やはりこの音は貴重に感じる。爽快な終楽章。
第3番、第一楽章、快速にリズム楽しく聴かせる、軽やかな中にピリっとした気合いが入る。終楽章、急速なテンポで各パートぴしっと決める、強弱の起伏をとり、後半では力感を出し、終わり方はさらり、上々の終楽章。
第4番、爽快な始まり、第一楽章からグッドマンはvlの味わい、装飾を楽しませる。第二楽章はリズム感も出し、ダラリとした緩抒楽章にしない、2つのリコーダーを遠ざけ(後方か中二階)遠鳴りのエコーのように聴かせ効果を出す。終楽章、速めのテンポで重くならず爽快にきめる。グッドマンのソロvlは意外なほど熱気、切れ味で迫るのが聴きどころ。
第5番、今まで同様快調な秀演の第一楽章、第二楽章ではvlとflの装飾掛け合いが楽しい。ジーグらしい一段とリズミカルな終楽章、快速な中での鮮やかなチェンバロが見事。
第6番、ここではチェンバロを使わず、テオルボとオルガンのみの通奏低音、高域を発する楽器がない響きは一際新鮮でもある。第一楽章は速いテンポでぐいぐい行く、リズムと推移感が良く、各パートの折り重なりが凝縮されて構成感がより見事に聴こえる。第二楽章、一段と暖色系の響きで穏やか、内面的な気分となる。第三楽章、ジーグの快調なリズムを強調、va、vcの細やかなソロも拍を強調しながらきめていく、テオルボのパリっと響く和音もリズムを心地よく聴かせる。
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category: J.S.バッハ

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