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Brahms:「悲劇的序曲」の名演  

「悲劇的序曲」と「大学祝典序曲」は陰と陽の関係で対をなす、ブラームスの管弦楽の魅力が単一楽章に納まった充実作品となる、これも様々聴いてきた、 

始めにウォルフガング・サヴァリッシュ指揮、LPO 1990年
手持ちのCDでは特に好きな演奏、快速ぎみでサヴァリッシュらしいキビキビした切れ味、折り目の整った感覚がよく表れ惹き付ける、
*以下、you tubeは各々音量差あり
w s br tragic
you tube:Tragic Overture, Op. 81

カール・シューリヒト指揮、バイエルン放送交響楽団
1961年9月 ミュンヘン
演奏時間11:55と快速に圧縮され、ズバっと斬り込むような開始、効果的にアッチェレランドをかける、極端ではないが、キレた演奏が聴きたいならこれだv 木管がよく聴けるバランスも良い、*なぜかフルトヴェングラーは悲劇的序曲を録音していない、
c s br tragic
you tube:Brahms: Tragic Overture, Schuricht & BavarianRSO (1961)

クラウディオ・アバド指揮、BPO 1990
開始は鋭く、ぐっと攻め込む部分、穏やかに引く部分の対比が深い、アバドもフルトヴェングラーの演奏を研究したと言われるが、激しさと柔和な感覚、そういう魅力が息づいているかもしれない、演奏は精緻に整えられる、
c a br tragic
you tube:Brahms: Tragic Overture, Op. 81

アイヴァー・ボルトン指揮、バーゼルSO
最新録音の1つだが、演奏時間15:25というゆったりした演奏、強弱の対比も極端ではない、
突撃で襲ってくるのではなく、じわじわ包囲してくる^^弦も管も透明感を帯びた響きに徹し、パートバランスが良い、今まで聴いたことのない魅力に包まれる、
i b br tragic
you tube:Tragic Overture, Op. 81

最後はヘルベルト・ブロムシュテット指揮、ゲヴァントハウスOによる新録音、
やや快速で、不足もなければ誇張もない、精緻で風格を帯びた演奏と言えようか、ライヴ録音がHiFiで素晴らしく、音場が一回り大きく感じる、
h b br tragic
you tube:Tragic Overture in D Minor, Op. 81 (Live)

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: ブラームス

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