Bach:ブランデンブルクCon No.2の名演 
2023/01/28 Sat. 10:45 [edit]
イタリアのA.コレッリの曲を聴くと、人間臭さがなく天使が作ったような、純粋さを感じる、
大バッハの曲には、大人も子供も関係なく、惹き付ける絶対的な何かがあると思っていた、
生命感があり、多声で書かれた曲はどのパートもねちねちと動きまわる、これも万物を作った神の御業のような、
また、クラシック聴き始めの頃を思い出すと、たまたまラジオを聴いていて、まさに上述のように惹き付けられる曲が流れた、「バッハのブランデンブルクなんとか・・」というアナウンスを憶えておき、レコード店で探して、たまたま最初に買ったのが、クルト・レーデル指揮、ミュンヘン・プロ・アルテOだった、
1956年録音、最初期のステレオ録音だがyou tubeはモノラルで挙がっている、

you tube:Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047
I. (Allegro) II. Andante III. Allegro assai
驚いたのはトランペットが難しそうなパートで高域を鮮やかに吹いていて、こんな演奏が可能なのかと、trp奏者はアドルフ・シェルバウムで、モーリス・アンドレが登場するまで、この曲を立派に吹けるのはこの人だけだったと言う、
いくつかレコードを集め、K.リヒター盤もかっちり整った良い演奏だと思った、この曲にはtrpの名手が不可欠、当盤はピエール・ティボーである、

you tube:Bach / Karl Richter, 1962: Brandenburg Concerto No. 2 in F major
やがて、古楽の演奏が盛んになり、trpもバルブ仕掛けのない古楽器タイプの楽器が使われるようになった、ただし現代、古楽器として使われるtrpはナチュラル管に"音程補正孔"が施されている、完全な古楽器にこれは無い、

上:昔どおりのナチュラル管、 下:補正孔付き、左手で楽器を持ち右手で孔を押える、
これは正確な音程を求める現代の聴衆に合わせた楽器と言える、しかし補正孔のある楽器も、ナチュラル管の味わいは失っていない、
古楽団体による演奏もいくつか聴いたが最もお気に入りはニクラス・エクルンドがtrpを吹く、スイス・バロック・ソロイスツの演奏、trpは輝きもあり、室内的な柔らかな演奏である、

you tube:Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047:
I. [Allegro] II. Andante III. Allegro assai
*バッハ時代の真のナチュラルtrpを演奏するのはジャン・フランソワ・マドゥーフである、
S.クイケン、ラ・プティット・バンドの演奏で初めて聴いた、ライヴ動画は終楽章のみ、

you tube:Bach BWV1047-3
全曲はこちら、
you tube:J. S. Bach - Brandenburg Concertos - S. Kuijken, La Petite Bande
左手は腰に当て、右手でtrpを持つだけ、これが奏者の正しい構え方だったようで^^

ご覧いただき、ありがとうございました。

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生命感があり、多声で書かれた曲はどのパートもねちねちと動きまわる、これも万物を作った神の御業のような、
また、クラシック聴き始めの頃を思い出すと、たまたまラジオを聴いていて、まさに上述のように惹き付けられる曲が流れた、「バッハのブランデンブルクなんとか・・」というアナウンスを憶えておき、レコード店で探して、たまたま最初に買ったのが、クルト・レーデル指揮、ミュンヘン・プロ・アルテOだった、
1956年録音、最初期のステレオ録音だがyou tubeはモノラルで挙がっている、

you tube:Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047
I. (Allegro) II. Andante III. Allegro assai
驚いたのはトランペットが難しそうなパートで高域を鮮やかに吹いていて、こんな演奏が可能なのかと、trp奏者はアドルフ・シェルバウムで、モーリス・アンドレが登場するまで、この曲を立派に吹けるのはこの人だけだったと言う、
いくつかレコードを集め、K.リヒター盤もかっちり整った良い演奏だと思った、この曲にはtrpの名手が不可欠、当盤はピエール・ティボーである、

you tube:Bach / Karl Richter, 1962: Brandenburg Concerto No. 2 in F major
やがて、古楽の演奏が盛んになり、trpもバルブ仕掛けのない古楽器タイプの楽器が使われるようになった、ただし現代、古楽器として使われるtrpはナチュラル管に"音程補正孔"が施されている、完全な古楽器にこれは無い、

上:昔どおりのナチュラル管、 下:補正孔付き、左手で楽器を持ち右手で孔を押える、
これは正確な音程を求める現代の聴衆に合わせた楽器と言える、しかし補正孔のある楽器も、ナチュラル管の味わいは失っていない、
古楽団体による演奏もいくつか聴いたが最もお気に入りはニクラス・エクルンドがtrpを吹く、スイス・バロック・ソロイスツの演奏、trpは輝きもあり、室内的な柔らかな演奏である、

you tube:Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047:
I. [Allegro] II. Andante III. Allegro assai
*バッハ時代の真のナチュラルtrpを演奏するのはジャン・フランソワ・マドゥーフである、
S.クイケン、ラ・プティット・バンドの演奏で初めて聴いた、ライヴ動画は終楽章のみ、

you tube:Bach BWV1047-3
全曲はこちら、
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左手は腰に当て、右手でtrpを持つだけ、これが奏者の正しい構え方だったようで^^

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category: J.S.バッハ
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