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カラヤン:ベートーヴェン交響曲6番「田園」(LP)  

昨日の続きです、今日は「田園」。

be sym 6 karajan
1962年 D.G

CDならともかく、LP盤はダイナミック・レンジというのにかなりハンディーを負う。この録音で興味深いのは、それでも全楽章通じての音量の起伏をそのまま刻もうとしているところ。カラヤンの演奏は第四楽章、嵐の描写に大音響を設定し、他の楽章との差を大きく取っている。通常のボリュームで第一楽章を聴き始めるとかなり音量が控え目、相対的に針トレース音でSN比も下がり音場も曇りがちだがその中でも強弱の起伏を深くとった演奏をする。しかし、か細い響きではなく弦楽は深みをおび、コントラバスもしっかり響き、豊かさがある。第二楽章も依然控え目、速めのテンポながらしなやかに「田園」を描写していく。第三楽章、「農民達の集い」も同様、第四楽章になって始めてBPOの最大音量を轟かせ、自然の猛威の恐怖を描く、ここに録音のダイナミックレンジを設定し、ここまでの大演出を納得させる。終楽章で嵐が去った後の歓喜を存分に歌う、弦楽は音場いっぱい、多勢的な響きですが、重い塊にならず、丹念に櫛でとかした毛並みを思わせるしなやかな響き、あえて拍節感を明確にせず、無重力的に聴き手を掴み運んで行く。
カラヤン&PBOならではの「田園」もさることながら、G.ヘルマンスの録音も見事な音の絵巻としてLP盤に仕上げている。
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category: ベートーヴェン

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