Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

アルゲリッチ:シューマン ピアノ協奏曲ほか  

今年の夏は最悪ですね、猛暑か豪雨災害のどちらか、水源が渇水のところもあるし;地元では今日、防災訓練が組まれていましたが、中止。雨は小降りになったり大降りになったり不安定で会場の学校もかなり泥濘んで、訓練で怪我人をだしてもまずいとの判断のようです。気温は久しぶりに低く27℃止まり、しかし明日はまた暑くなりそう;

このところ、古典派お休みでロマン派を聴き入っています。
これも岐阜のショップにあったもの、マルタ・アルゲリッチ:p、M.ロストロポーヴィチ:指揮のピアノ協奏曲、シューマン:イ短調、ショパン:No.2ヘ短調のカップリングで、オケはワシントン・ナショナルSO、会場はワシントン、J.F.ケネディー・センター、1978年録音。MCカートリッジを使うと一段と弦の細やかな響き、ピアノのキリっとした立ち上がりが聴ける、そして十分厚みのある好録音です。

シューマンpf con

まずは2面のショパンから、弦で始まる前奏が深みのある音楽を聴かせます。ロストロポーヴィチの指揮はズバっと切るような器楽的表現を使わず、声楽的と言えるほど徹底して弦も管もしなやかに入念に歌わせ、力感もあり、これがいかにもロマン派的味わいに聴こえます。そしてアルゲリッチのピアノが鋭く切り立ったように入る、各音に瞬発力を感じさせながら、明快に粒立つ、剛腕ですね。ショパンは管弦楽の書法には長じていなかったとのことで、ピアノ・ソロの妙技で進め、オケは助奏的な扱いが殆ど。第一楽章は堂々として充実感があります、概ねソナタ形式の枠組みはあるものの、ピアノはテーマを繰り返すたびにショパンらしい華麗な装飾的変奏が加えられ、オケ・パートも変化していきます。第二、第三楽章も充実感を維持してほしいところやや物足りなく終わる。
1面のシューマンも対位法を駆使したような管弦楽書法は得意ではなかったというものの、さすがに充実。モーツァルト以来のピアノ・ソロとオケが綿密に組み合ったピアノ・コンチェルトの醍醐味を聴かせる。第一楽章はオケとピアノで衝撃的に開始、その後、悲哀的なテーマを木管が吹き、弦のやや陰鬱な旋律が続く。
先にオケの木管が旋律を吹き、それをピアノが繰り返す場面、木管が演じた表情を見事ピアノが再現する、オケとピアノの掛け合い、受け継ぎ等々、気を抜けないアンサンブルの技がありますが、そこが聴き手を引き付ける。
穏やかな第二楽章の最後に第一楽章のテーマを導入的に使い、休まず第三楽章のロンド・テーマに入る(ちょっとベートーヴェン風)、このテーマは明るく弾むようで良いですね、アルゲリッチは付点リズムの瞬発力、切れ味よく、心地よく進める、オケも輝かしく決める。第三楽章ではオケに対位法を駆使したところもあり、聴きどころ。
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