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M.ビルソン:ハイドン ピアノ・ソナタ第49番ほか  

今日は久ーしぶりにカラリとした天気、空もすっきり青かったです。まあ束の間の快適日和でしょうが;;

このところ、ブラームスのピアノ協奏曲など、こってり重い曲に聴き入っていますが、内容が込み入っていて感想文もちょっとやそっとじゃ書けません^^;ちょっと後回しにして、今日はすっきり、ハイドンのピアノ・ソナタですv マルコム・ビルソンのフォルテ・ピアノで第49番hob.ⅩⅥ:49と第52番hob.ⅩⅥ:52、Two Great E-flat Sonatasというタイトルです。使用楽器も作曲された頃の復元楽器2台を使いわけた録音です。

m b hay pf01
アメリカのレーベルですが詳細はわかりません、盤面に手書きで刻印された文字が入っていて手作り風な感覚です、1982年のアナログ録音のようです。針を下したとたん、何の飾りっけもない、生録っぽい、ありのままの音が引きつけます。
m b hay pf02

第49番 変ホ長調、第一楽章から理屈抜きに楽しいですね、作曲は1790年、交響曲なら92番を書いた頃、きっちりとしたソナタ形式で古典派らしい純粋さがいいです。Andreas Steinモデルの楽器は軽く明るい響きで一音ずつの粒立ちが心地良い、まさにこの楽器のための曲だと感じます。第二楽章はABAの三部形式、穏やかなAの中にも短調部分がありますが、Bの短調はちょっとベートーヴェンを予感するような味わい、フォルテピアノの低音が十分に深く鋭い響きで迫ってきます。終楽章はテンポ・ディ・メヌエットでABACAのロンド形式、比較的小規模で軽く終る感じですね、アマチュア奏者のための配慮で負担を軽く書いたのかもしれません。
第52番 変ホ長調、これは1794年、2度目のロンドン滞在中に書かれたものでソナタとしては最後の作品ですかね。厚い和音で開始する第一楽章は堂々として、まさにオーケストラを連想します。展開部の懐深さは交響曲やSQに劣らず惚れ惚れします。使用楽器はAnton Walterモデルだそうで、ややくすんだ音色で味わい深いです。
第二楽章もこれがオーケストラだったら、ここはフルートか?などと連想しながら聴いてしまう、ABAの三部形式で、穏やかで癒される始まりだが、同音の加速連打など意外と緊迫感を出してくる、中間部は鍵盤的技巧も聴かせる。
同音連打で始まるプレストの終楽章は見事としか言いようがない、傑作交響曲の終楽章と同じ充実感、鍵盤らしく駆けめぐる痛快さも聴かせながら、展開部は手腕充実しきったハイドンの技を満喫させる。純粋な意味での古典派鍵盤ソナタの最高傑作に類するでしょう。ビルソンは鮮やかに進めるが一音ずつの粒立ちをくっきり聴かせる快演。
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category: F.J.ハイドン

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