Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

P.ティボー:フンメル トランペット協奏曲  

このところ、tp協奏曲の出物に網を張っていました。
今日はM.アンドレよりちょっと年長のフランスの名手ピエール・ティボーがグラモフォンに録音したtp協奏曲集の第2集より、フンメルtp協奏曲です。これも音溝の光沢が違う、高周波音が刻まれた輝きがD.Gの録音技術を期待させます。tpの音というのは古い録音では高周波音が歪の中に埋もれてしまいがちですが、D.Gの好録音ではクッキリ再現され宝石ように輝く、再生機の一定のクウォリティも必要ですが。当盤のコンディションは良好、丁寧に扱われていたようです。

フンメル tp con
1)
1.アンドレ・ジョリヴェ tp、弦楽、ピアノの為の小協奏曲
2.アンリ・トマジ tp協奏曲
3.テレマン tp、2つのob、弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ長調
2)
4.フンメル tp協奏曲変ホ長調
ピエール・ティボー:tp
マウリス・コンスタン:指揮 イギリス室内O
1971年、D.G


1面には現代作品、続いてバロックのテレマン、2面の最後がフンメルですが、今日はフンメルに絞りましょう。
第一楽章、M.コンスタン指揮、イギリス室内Oの前奏がすばらしく、期待させる、清涼に整った弦、管も上手い、心地よい力感を打ち出すシンフォニックなサウンドで始まる、ティボーのtpソロはやはり期待通り、ブリリアントな美音で本当にキメ細かく澄みきっている、安定した技巧、余裕の音楽表現で、ソロ、バックともに満足の演奏。カデンツァはティボーによるもので、高域の澄み切った音を今一度堪能させる、第一楽章の最後はぐっとフェルマータをかけ、オペラ序曲のように堂々と終る、これは結構ツボ。
第二楽章、この楽章からはハイドンの協奏曲とは一味違う新時代的な感覚、tpが短調の主題を滑らかに歌う、ティボーのtpはさすが柔らかな美音に切換え、情感深く歌い進める。
第三楽章、第二楽章から休まず始まる、快速なテンポで、tpにとっても、オケのアンサンブルにとってもアクロバット的妙技となる斬新な楽章、ティボーのtpは鮮やかに決め、オケもびしっと揃い、どっしり力強さも聴かせる快演。
これはフンメル名盤の一つとしてお宝です★★★★★v
あとはハイドン、L.モーツァルトの入った第1集が手に入れば言うことなし、気長にアンテナ張っていきます。
関連記事

category: その他・古典派

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/406-fef71563
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック