Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

O.スウィトナー:ハイドン交響曲第100番「軍隊」  

これも昔持っていたヘリオドール盤で、網を張って再入手しました。未聴盤かもしれない?とても良好な状態ですv
スウィトナー指揮のハイドン交響曲で知っている音盤はこれ1曲しかない希少なものです。初めて聴いたときは「軍隊」をこれほど清涼に演奏できるのかと他の演奏との違いに驚きました。オケはライプツィヒ・ゲヴァントハウスO、録音はホール・トーンのよく入ったオフ・マイク的サウンド、このすっきりした演奏にはよく合っています。

スウィトナー hay100
1)
ハイドン交響曲第100番「軍隊」
オットマール・スウィトナー指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
2)
ハイドン交響曲第101番「時計」
ロルフ・クライネルト指揮、ベルリン放送SO
録音:D.シャルプラッテン


清涼な響きの中で結構ダイナミクスが効いている、これは力ずくじゃなく、蓄えたエネルギーを自然落下のように放出する力感、とでも言いましょうか、スウィトナーらしい。
第一楽章、序奏から室内楽的響きでさらりと入る、主部は程よい快速で木管、弦と軽やかに入る、トゥッテイの響きも程よい力感で清潔、快調なリズム感を維持し、次へ次へと自然な推移で進める、展開部も同様に誇張した表現はないが、聴かせどころにはピリっとした気合いを感じさせ、引き締める、展開部、再現部と連結した高揚感をじりじりと構築していく。
第二楽章、85番「王妃」と同じフランス歌謡に基づく主題、アレグレットらしいテンポで、粘らずにすっきりと行く、鳴りものは効果的だがあまり派手にはしない、信号ラッパは遠くから聴こえる感じ、ここだけ後方に下げて演奏させているようです。
メヌエット、典雅な雰囲気に雄大さも感じる良いメヌエットです、リズムの仕掛けも面白い。スウィトナーはまさに肩の力の抜けた晴朗な演奏。
終楽章、小刻みな音の並ぶ主題、スウィトナーは速すぎるテンポを避け、この1音1音の瞬間を大切にしながら、入念な強弱表現を入れ、聴き手もこの1音ずつの集中力に引き付けられる。小刻みな主題を木管や弦がカノンで掛け合うところも粒立よく心地よい、単なるフィナーレじゃない充実した楽章に仕上げる。

録音年は記されていませんが、多分60年代でしょう。スウィトナーはモーツァルト、ベートーヴェンなどDENONやD.シャルプラッテンに優秀録音が多数ありますが、ハイドンもこの時期いくらか残してほしかったですね。
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category: F.J.ハイドン

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