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F.フリッチャイ:ハイドン交響曲第101番「時計」  

今日は久しぶりにエアコンを止めて聴くことができました。わずかな送風音でも止まると、超弱音まで音楽が澄みきって聴こえます、こんなに違うものかと;

さて、希少盤を漁って見つけた一枚、フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送SOによるハイドン交響曲のLP、英ヘリオドールの輸入盤です。レーベルにはステレオと表示されていますが101番のほうはモノラル録音の疑似ステレオ、といってもちょっぴり音に広がりをつけて聴きやすくした程度で違和感はありません。音質はくっきり、バランスも良く内容はよく聴けます。

フリッチャイ hay101

フリッチャイのハイドン交響曲はこれが初めてですが、ベートーヴェンはじめ他のいくつかの演奏で聴いた美質がここでも聴かれます。弦楽は常にふくよかに歌い味わい深く、演奏全体の基盤のようです。
第101番「時計」に絞ります。
第一楽章、序奏で弦の美しさを示す、主部はわりと快速で、小刻みで音階的な主題のビシビシくる力感を出しながらも弦の柔和な感触も失わず、第一楽章を痛快に決める。
第二楽章、振子のリズムに続き、弦が歌いだす、これはまさに聴かせどころ、やがて短調の強奏に入るが、ガツンと立ち上げず、じんわりと柔らかく入るので武骨さがなく心地よい。音楽的美味しさで満たすように最後まで行く。
メヌエット、このメヌエットもやたら重く、力んだ演奏を聴くと耳疲れするが、フリッチャイは柔軟に開始、力まず弦の味わいを聴かせる、トリオのフルートのバックを弾く単純な弦楽さえ手を抜かず音楽的。
終楽章、快速だが速すぎないくらい、弦楽で第一主題を開始、トゥッティへの入り方も柔らかく乱暴な響きにしない。弦楽は鍛え抜かれた技のようにきりっと整い、快速な中でも弓使いの味を聴かせる。
全楽章、この当時としては標準的なテンポですが、他とは一味違う、フリッチャイらしいハイドンを聴くことができました。
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category: F.J.ハイドン

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