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C.von ドホナーニ:ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」  

しばらく「新世界」をいくつか聴いてみようと思います。
今日はクリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、クリーヴランドO、随分前から持っていたのですが、「新世界」をじっくり聴くのは久しぶりです。このLONDONレーベルの録音は評価も高かったと思いますが素晴らしいもので、音場は澄みわたり、各楽器の音も美しい、低音も懐深く、ブラスの強奏も濁った響きにならず厚みがあってリアル。ドホナーニ&クリーヴランドOの快演がいきいきと響きます。

ドホナーニ dov 9
ドヴォルザーク
交響曲第9番「新世界より」
交響曲第8番
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮
クリーヴランドO
1984年


ドホナーニはあまり練り込んだ表現を取らず、自然の慣性に乗ったように、快調にサバサバと進めます。強弱の起伏が自然で滑らか、リズムと進行がとても心地よい。
第一楽章、始まりの弦が潤って美しい、木管にも魅了される、主部は快調なテンポ、切れ味よく始まりtimpの強打が飛び出す、迷いなく溌剌とした基調、フルートの穏やかな第二主題、次のブラスが入った強奏へと大きな起伏をさらりと運ぶ、展開部でのブラスは豪快だがやかましくない範囲でダイナミクスを聴かせる。終結部前のトランペットが吹き始めを強く、中ほどを弱め、再び強くする1音の表現が絶品。終結は気持ち良くビシっと決め、クリーヴランドOの合奏力に惚れ惚れして終わる。
第二楽章、ここもほどほどのラルゴ・テンポ、弱奏から立ち上がるブラスも上手い、コーラングレはさらりと歌うが弦の伴奏音も含め情感は豊か、引き継ぐクラリネットの響きが一際魅力。中間部の短調でも弱音器付き弦をバックにクラリネットはじめ木管のハーモニーが美しい、管で始まるお祭りの旋律はテンポを上げ、総奏に持っていく。休符を置いて途切れがちに進む終結部、SQになるところも美しく聴かせる。
第三楽章、予測どおり快活なテンポでズバズバ切れ味よく聴かせる、timpの強打が思い切りよい、副主題で穏やかになり、再び盛り上がる、このスケルツォではtimpの細かな弱奏も巧みにリズムを演出して効いている、曲全体にも言えるがtimpの芸が細かい。
第四楽章、快調な入り、トランペットはじめ、ブラスがとても上手い、この楽章の顔とも言える響きを決める。展開部も各部バランスよく詳細に聴かせながら終結はテンポを上げ、畳み込むように終わる、最後の木管の余韻も短め。

ブラームス風の第7番も好きですが、8番、9番は明快な魅力ですね。
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