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カラヤン&VPO:ドヴォルザーク交響曲第8番  

今日はカラヤンの「新世界」と思ったのですが、カラヤンの場合第8番が好きなので急遽変更。
このLPは夏の中古盤セールで購入し保留していましたが、ジャケットはきれいで中身もあまり聴かれた痕跡のないもの、極めて良好品でした。おなじみ、カラヤン来日記念盤で出た英デッカ盤、帯には「このレコードは限定版ですので、すぐ売り切れるおそれがあります・・」との書き込みも懐かしい;いずれもVPOとの録音で20枚リリースされました。1961年、デッカの録音はHi-Fi、音溝が大きく刻まれ情報量が多く、オーケストラが迫ってくるサウンドです。さすがにカラヤンのまだ若々しい覇気が聴けます。

カラヤン dov 8
1961年、VPO 英デッカ

第一楽章の弦の序奏は個々の弦が粒立って聴こえるようで、じわりと始まります、主部は快速で細かいことを考えずとも颯爽と整った演奏がぐいぐい押してきます。ダイナミックレンジが大きい録音だけに強弱の奥深い表現にも引き付けられる。
第二楽章は凝った構成ですが、木管のソロは音量を控え気味に、夢想的に聴かせる。
第三楽章はスケルツォというより、スラブ舞曲の雰囲気をもつ抒情的な主題、ここもVPOの弦の美音が粒立つようで一際味わい深い。中間部の主題は木管の歌とともにポルタメントを効かせた柔和な弦の表情がいい。
終楽章はソナタ形式だが、展開部が短く、提示部と再現部に変奏の要素を持たせているのが特徴、tpファンファーレは少し奥からの良い響き、第一主題は弦でゆったり始める、トゥッティに入るとぐっとテンポを上げ、切れ味痛快。民族的舞曲も登場するが、カラヤンは常にぴしっと張りつめた覇気をもって進め、VPOも決めている。終結では一段と速度を増し、豪快なブラスに包まれ熱狂的に終わる。

カラヤン dov 8b
1985年、VPO D.グラモフォン

カラヤンは1985年にもD.グラモフォンに同じVPOと第8番を録音している、円熟味が加わった味わいがあるが、'61年の頃の若々しい覇気は幾分丸まった感じがする。録音はさすが'85年、D.Gのクウォリティですが。
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category: ドヴォルザーク

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