Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

バウムガルトナー:バッハ ブランデンブルク協奏曲No.2ほか  

トランペット関連を続けます、今日はルドルフ・バウムガルトナー指揮、ルツェルン祝祭弦楽合奏団とソリストによるブランデンブルク協奏曲です。'60年代初頭あたりは第一期バロック復興でステレオ録音もすっかり向上し、多くの録音が残されました。ブランデンブルク協奏曲の録音でまず問題なのが第2番、tpを吹ける人がいないということですね。バッハがこの超難曲を書いたのは吹ける人がいたからでしょうが、当時ライプツィヒにはゴットフリート・ライヒェというtpの超名人がいたそうです。
ライヒェ
ゴットフリート・ライヒェ 1667-1734  

第2番で使うのはこの絵のようなホルン型が有利らしいです。第2番を初演したのはライヒェか?不明ですが、当時のtp奏者組合(ギルド)のレベルは高かったんでしょうね。たぶんその後第2番が演奏されることはなかったでしょう。バロック復興の20世紀になって始めて第2番のtpを再演したのが、アドルフ・シェルバウムだそうです、アンドレやティボーが登場するまで、第2番を吹けるのはシェルバウムただ一人、ということで第2番の演奏のために駆け回ったそうです。当然、録音も多種ある。
アンドレ、シェルバウム
アンドレ、シェルバウムのツーショット、いい写真です

さて、バウムガルトナー指揮のブランデンブルク協奏曲第2番、テンポ設定は標準的、演奏に特異性を発するところはないですが、きわめて堅実な好演かと思います。
ブランデンブルク ルツェルン
指揮とvl:ルドルフ・バウムガルトナー、tp:アドルフ・シェルバウム、ob:ヘルムート・ヴィンシャーマン、
rec:ハンス・マルティン・リンデ、fl:オーレル・ニコレ、cem:ラルフ・カークパトリック
ルツェルン祝祭弦楽合奏団、1959~1960年録音


バウムガルトナーはvlをW.シュナイダーハンに師事、ここでもソロを弾いていますが、大味にせず控え目で堅実、ヴィンシャーマンのobはさすが味わい深い、リンデのrecはいつもながら冴える、そしてシェルバウムのtpが好調、決めるべき音を決めます。原盤アルヒーフらしい録音で各ソロが明瞭に聴けます。
第3番は落ち着いたテンポ、当時としては標準的でしょう、弦奏者各々の音がピンポイントで捉えたように浮き立ち、運弓の味わいがくっきり、一歩踏み込んだような聴かせ方です。
第5番はチェンバロがラルフ・カークパトリック、カデンツァのソロもインテンポでかっちり演奏します。バウムガルトナーのvl、ニコレのflの質の一体化したアンサンブルも良い。
関連記事

category: J.S.バッハ

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/423-3cfa84a4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック