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ハイドン トランペット協奏曲 A.シェルバウム vs A.ハーセス  

べつに"vs"にすることはないですが;トランペット漬けがもう少し続きます。
先般レビューしたA.シェルバウムのハイドン、tp協奏曲のドーナツ盤(モノラル)ですがマスター音源はステレオだったようで、LPも入手しました。ドーナツ盤のAM放送を聴くようなチープな音に対し、こちらはD.Gらしい好録音で聴けます、盤質も良好。
シェルバウム hay tp con
ハイドン トランペット協奏曲変ホ長調
アドルフ・シェルバウム:tp
クリストフ・ステップ指揮:北ドイツ放送交響楽団
1959年 D.グラモフォン


クリストフ・ステップ指揮のNDR(北ドイツ放送SO)は第一楽章前奏から、ドイツ的なかっちり引き締まった演奏、テンポは標準的でじつに心地良い。シェルバウムのtpはバロック期の作品における簡潔明朗な表現とは違い、金管的な響きを控え、古典派協奏曲の豊かな表現を目指しているようです。第二楽章では一段と木管的な柔らかな響き、終楽章では快活に、ここでtpらしい輝きを楽しませる。シェルバウム以前にもハイドンtp協奏曲の録音はありましたが、ステレオ期に入ってからの最初の名盤はこれでしょうね。

もう一枚、CDでアドルフ・ハーセスの演奏も聴きました。昨年のアンドレに続いて今年4月にはハーセスも亡くなり、大御所2人が逝ってしまいました。ハーセスはシカゴ響の首席奏者を53年も務めたアメリカtp界の神様的な人ですね。
ハーセス hay tp con
オムニバス盤より
ハイドン トランペット協奏曲変ホ長調
アドルフ・ハーセス:tp
クラウディオ・アバド:指揮、シカゴ交響楽団


アバド指揮するシカゴ響はNDRと比べるとやはりアメリカ的、第一楽章からどっしり重量感で迫ってきますが、しなやかな弦や木管の響きから、一流の上手さは伝わってきます。ハーセスのtpには体格の良さみたいなものを感じる、滑らかな光沢と持久力のある安定したパワー、いかにもシカゴ響の中で活躍してきたようなボリューム感でソロを聴かせる、第二楽章はゆったりビブラートが目立ち、ここはシェルバウムを思わせる、バックのフルートや弦も同質の演奏で温もりのある第二楽章、さすが同オケ奏者の息が合います。終楽章は力強く健康的に閉じます。このような体格のよいハイドンもいいです。

シェルバウム&ハーセス
A.シェルバウムとA.ハーセス
両アドルフは共に91歳の生涯でした。
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category: F.J.ハイドン

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