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R.ブラウティハム:ハイドン 鍵盤作品全集より  

私は決して、アナログ趣味ではなく、CDの早い普及を待ち侘びていたのですが、いつの間にか中古LP盤ばかり集めています;リサイクルに貢献?というより、かつての名盤も復刻CDより安く買えてしまうというのが大きいです^^;気になる中古盤ゆえのダメージですが、徹底クリーニングしてみると良好盤だったり、問題のあるケースは少ないようです。あとはカートリッジを替えて聴くリフレッシュ感が楽しいですね。

ということで、今日はCDにします^^
いつもの中古店で、今日は目ぼしいものはなさそう、と帰りかけたとき、新入荷コーナーでハイドンの鍵盤ソロ作品全集が目に止まったのが運のつき、フォルテピアノはR.ブラウティハム、15枚セットでソナタから小品まで入っている、お値打ち!と、;全集ものを完聴するのは大変とわかりつつも;;
hay fp sonata
ロナルド・ブラウティハム:フォルテピアノ
録音 BIS 1998~2002年


ブラウティハムは以前レビューした、J.M.クラウスのピアノ作品集で、唯一と言える名演を録音していたので期待してしまいます。まずはとっておきの曲から聴いちゃいました。

ソナタNo.52変ホ長調 Hob.ⅩⅥ-52
フォルテピアノはA.ヴァルターの復原モデル、幾分距離を置いた録音で透明感のあるよい響き、冒頭の和音など強奏すると鋭くフォルテ感が出るがモダンピアノのように重く響かない、軽やかな第二主題の弱奏はまさに繊細、低音がかなりズシっと響くが、細めの弦らしい音で武骨さはない、ハイドンの演奏には最適なのが感じ取れる。ブラウティハムは快速なテンポで完璧なコントロール、個々の音を粒立たせ、様式感もしっかり聴かせる。十分な溜めを置いて展開部へ、第二主題で軽やかに入り、幻想感とダイナミクスで魅了。
穏やかに始まる第二楽章、中間部では、同音連続が印象的で、低音のみ力強く弾かれるところなど、ベートーヴェン風?モーツァルトにこういうパターンはなさそうです。引き付けられる内容です。
終楽章、軽快に始まるプレストのロンド・ソナタ形式、ブラウティハムの鮮やかさたるや、ずーっとトリル演奏が続いているかのようなスピード(4:32)、しかし強弱表現などきっちり隙のない音楽を弾ききっている、痛快の極み。

もう1曲、皇帝賛歌による変奏曲Hob.Ⅲ-77を聴きました。お馴染み弦楽四重奏曲「皇帝」第二楽章のピアノ編曲版でハイドン自身によるもので、ハイドンは生涯を終える直前までこの曲を愛奏していたと伝えられます。
ブラウティハムはSQのように歌うのではなく、速めのテンポでカラリとした秋空の雰囲気で弾きます。ハイドンもナポレオン軍が押し寄せてくる中、そんな希望の湧く弾き方で周囲の人に聴かせたのでは?と思えてきます。
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category: F.J.ハイドン

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