Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

N.マリナー:ハイドン交響曲No.92「オックスフォード」  

C.デイヴィス盤とともに、フィリップスにはハイドンの名演、名録音が多い、先日求めたマリナー盤を聴いて思います。ジャケットの帯には例によってキャッチフレーズが、「フレッシュな現代的感性によるパパ・ハイドン」とはまさに。ハイドンのシンフォニーの真の魅力が聴けるようになった草分け的演奏でしょう。パっと目に止まり反射的に購入^^正解でした。特に「オックスフォード」の納得いく快演というのは意外にないんです。なんだか余計な音楽的手腕を投入して嫌味に聴こえる演奏が少なくない・・実直素朴な名演がいいんです。アカデミー室内Oのちょうどいい編成の響きと名手揃いのアンサンブル、フィリップスの各パートをしっかり捉えた見通しのよい録音、好条件が揃っています。

マリナー hay 92
ハイドン 交響曲第92番ト長調「オックスフォード」
      同第104番ニ長調「ロンドン」
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内O  1976年 フィリップス


第一楽章、アカデミー室内Oの美しい序奏から魅力的、主部は快速、属七和音の導入が小気味よく、トゥッティの力感はコントラバスとtimpがずっしりきて思い切りよく対比をつける、ここまで聴いただけで、いい、木管部と弦楽が対等で強奏部でも各パートが明瞭に聴き分けられる、この演奏で始めて聴こえたパートもある。展開部も見事に巧妙な構成を聴かせる。
第二楽章、アダージョ、カンタービレに始めるがアカデミー室内Oの弦楽は一流でさすが安っぽさがない、弱音で始め、短調の中間部はスパっと切り替え、力感を込めて切れ味よく迫る。
第三楽章、メヌエット(アレグレット)は程よく活気をつけ、歯切れよい。のったりとした重さがないのがいい。
終楽章は快速、アカデミー室内Oは一糸乱れぬアンサンブルでかっちり決める、無窮道的な終楽章の推移の心地良さを快調に聴かせて、スパっと終る。余計なものは何もない快演。
前時代の音の塊のようなオーケストラ音で聴かせていたハイドン演奏は聴きづらくなる;
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category: F.J.ハイドン

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