Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

F.フリッチャイ:ベートーヴェン交響曲第5番「運命」LP  

A面には「運命」、B面には「未完成」というのがお定まりだった頃、2面に分けて「運命」が入っている本格的な兼価盤というのは珍しかったです。フリッチャイ指揮、BPOの「運命」、緑のジャケットのヘリオドール盤を再入手したく、探していたところ、なかなか無い、ふと眼に着いたのがこれ、二つ折りジャケットの国内盤があったとは知りませんでした、何時頃発売されたものでしょう?内容は緑ジャケットと同じ。

フリッチャイ be sym 5
ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
          「エグモント」序曲
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1961年録音


幸い盤状態も良好、あらためて針を下ろすと、60年代初頭、D.グラモフォン最高の名録音だと思います。復刻CDも決して悪くないんですが、渋くしっとりした輝きのvl、ゆったりと深いコントラバス、滑らかな木管、すべてが音楽的に良い仕上がりの音で再生されます。
フリッチャイの第5番は全楽章ゆっくり、第一楽章、運命の動機から弦楽を丁寧に響かせる、一音ずつ噛みしめるように、じりじりと進展させ、がむしゃらに速い演奏とは違う引き付けかた。第二楽章も安息感で始め、時間をかけて引き込んでいく。第三楽章、ここでのコントラバスの響きが聴きどころ、これほど深く豊かに聴ける録音は他にない、終楽章への入りが素晴らしい、ティンパニがクレシェンドで連打するが、最後でぐっと速度を落とし、溜めを入れて息をのませる、終楽章の勝利宣言はじっくり輝かしく、さほど強奏ではないが、強奏に聴かせる。ブラスが透明感のある響きで痛快、白熱した中でも弦楽の味わいを魅力的に聴かせる、ゆっくり進めてきただけに最後の加速が効く。
次に「エグモント」序曲が入っていますが、これは数ある演奏の中で今でも最高にいいです。強弱とテンポの深い起伏、これほど引き付けられた演奏はほかにありません。内周にありながら歪みなく再生できるのも嬉しい、再入手できて本当に良かったv 
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category: ベートーヴェン

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コメント

フリッチャイの5番は最高のレコードですね

私も現在手元にある5番のCD並びにレコードの中で、このフリッチャイ指揮の5番のレコードが最高だと思います。
第三楽章から第四楽章にかけてのの凄さは圧巻ですね。
ベーム・ウィーンフィルが尻尾を巻いて逃げてゆきます(笑)。

MK #- | URL
2013/11/06 23:47 | edit

MKさん こんばんは

第5はあまり聴かない曲なんですが、このフリッチャイ盤は見事で何度でも聴きたいですね。あまりに入魂の演奏なので2回繰り返し聴いたりします、ブラームス1番もそうでした。

michael #xNtCea2Y | URL
2013/11/07 23:00 | edit

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