Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

クーベリック:ベートーヴェン交響曲第8番  

ベートーヴェンの交響曲第8番はリズム的魅力など第7番との双生児的な要素ももち、これまでにないユニークさもあり、小規模ながら充実しています。ティンパニの調律をオクターブにして、全曲に打音を多用しているのも特長です。ベートーヴェン自身「小さい方」と言って愛着をもっていたそうで。
今日はラファエル・クーベリックのベートーヴェン交響曲全集より第8番、オケはクリーヴランドOを起用しています、これも合いそうな気がする。全体にズバっと切れ味よく威勢の良い演奏で曲の特長を小気味よく決めます。

クーベリック be sym8
1975年 録音

第一楽章、3/4拍子、快速なテンポでエネルギッシュに始める、ティンパニの打ちどころが1拍目だったり、アウフタクトだったり、変化するのが面白く、きっぱりとダイナミックスを打ち出して聴かせる。ヘミオラでリズムをとった展開部、終結部のぐいぐい踏み込むような力強さ、圧縮された充実感、そこはクリーヴランドOの弦が爽快に響いて暑苦しくならないのがいい、すっきりクールダウンして終わる。
第二楽章、スケルツァンド、有名な愉快な主題、適切なテンポで軽やか心地よい。ベートーヴェンらしく単なる軽い楽章としては終わらせない。鋭いトレモロは力強く決める。
第三楽章、実質、第二楽章がスケルツォに代わる位置づけなので、この楽章は典雅なメヌエットを置くのが効果的でしょう、しかしハイドン時代のものとはだいぶ違う、ここもティンパニによるアクセントが印象的に多用される。トリオは木管中心で長閑、ロマン派的な印象も感じる。
終楽章、ロンド風ソナタ形式だが厳密な形ではない、ティンパニとファゴットのオクターブ跳躍などユニークな工夫に溢れる。ポリフォニックな展開部以後が見事、やはり短かい中に凝縮された聴かせどころがいい、終結のしかたは第5番的だが、この曲では身構えた感じはなく、スッパリと終わる感じ。
クーベリックは全曲じつに溌剌と進めながら、折り目正しく整える。
やはりこのLPも復刻CDに対し、音に太さがあり、弦のしっとり感が良いです。
関連記事

category: ベートーヴェン

tb: 0   cm: 2

コメント

9つの中で一番か二番目に番好き!

第八番って、五番と同じくらいかな、好きなんですよ。
第一楽章の第一主題は、職場での朝のお掃除、鼻歌十八番です(笑)。
ピアノソナタもテレーゼが好きなんですが、こじんまりしてるってところが共通に好きなのかもしれません。

MK #- | URL
2013/11/17 10:01 | edit

MKさん こんにちは

8番は短めで中身が詰まっているのがいいですよね、3番になるとやたら長丁場で気力が湧かないと聴けません^^;私の場合、5、7、8番をよく聴きます。

michael #xNtCea2Y | URL
2013/11/17 13:24 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/450-b648dba7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター