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F.フリッチャイ:ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」  

今週は小忙しく、レビューが書けませんでした。年末並みの寒さにもまいります;今、外気温は1℃、風速が1m増すごとに体感温度は1℃下がるそうですね。
冬の音楽はなにかと厄介です、まず人間が温まってリラックス、楽器、リュートも部屋の暖房に馴染むのを待つ、それからスタートです。
LP盤再生も同じですね、盤が冷え切っていては硬直して歪み感があり、本来の音が出ません、盤もシステムも暖房に馴染んでから、ゆったりとストレッチされた響きになります。
大晦日にはまだ早いですが、今日は第九、フェレンツ・フリッチャイのLPです。予備に取り寄せたD.Gスペシャル盤のほうで、コンディションが良く、じっくり聴けます。録音は1957年、この素晴らしい録音は時代感覚を惑わせます;両面合わせて約1時間15分ですが、限られた盤スペースに見事なカッティング配分で不足感のないサウンド、カートリッジは図太く再生するAT-DS3を使用、CDのやや硬化した響きに対し弦の瑞々しい感触がいい。

フリッチャイ be sym9
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
イルムガルト・ゼーフリート(S)、モーリン・フォレスター(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)、D.フィッシャー=ディースカウ(B)
聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊


第一楽章は遅くない自然なテンポ、強弱の起伏を深く、ビシっとした響きの緊張、やんわりとポルタメントの効いた弦、いずれも引き付ける気迫を維持し、時間の経つのも忘れる、大袈裟ではないが効果的なアッチェルランドを行う。
第二楽章は快速、スケルツォのリズムがことのほか緊迫感があり、強弱が深く、ピアニッシモになるほど引き付ける。
そして素晴らしい第三楽章、年末に第九を聴くという習慣で意義があるのはこの第三楽章が一年の心の垢を洗い落してくれる効果でしょうか。長い変奏曲ですが、変奏曲であることを忘れて自然な雲の流れのように聴いてしまう神がかった傑作楽章です。フリッチャイは起伏の深い演奏で理想と言えましょう、終番ではトランペットが鳴り響きますが、この響きが半端じゃない高鳴り、終楽章の前にも大きなクライマックスを聴かせます。第三楽章の途中で盤を裏返すことになりますが、それが楽しみな?充実感。
終楽章の乱奏的な始まりは管の響きが中心、バス弦によるレシタティーボは深々と響く、ここは音盤の優秀さで満足、バス弦で始まる歓喜の歌は遅くせず淡々と始め、声部が重なって壮大に発展、アッチェルランドがかかり、再び乱奏、声楽部へ突入、ここまで聴けばあとの見事さは十分予感できる。
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