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O.スウィトナー:モーツァルト交響曲No.38「プラハ」 PCM LP  

今日もサウンドの素晴らしい盤に針を下ろし楽しんでいます。過去にもレビューしたオットマール・スウィトナー指揮、N響のモーツァルト交響曲第38、36番のLPですが、38番「プラハ」をあまり聴いた記憶がなく、あらためて聴いたしだい;これもPCM録音。

アポロ11号で月に人間が降り立ったというのも夢を実現した瞬間で感動しましたが、それ以上に感動したのはボイジャー1号、2号が送ってきた木星から海王星までの各惑星や衛星の接近画像です、木星の美しくもあり怖いような大気の迫力から、土星の漆黒の宇宙を背景とした繊細なリング、最果ての大惑星、海王星の幻想的な青さなど壮観の極み。また各衛星たちも、たぶん月や水星に似たクレーターだらけの天体だろうと予想していたら、さにあらず、まるで天然の美術品の数々を見るようでした、人気どころはエウロパ、エンケラドス、トリトンあたりかな、私はガニメデとミランダも結構好きです;

ガニメデ ミランダ

これが極めて鮮明な画像で送られてきて、デジタル技術の勝利、ボイジャーのパラボラが発する電波は小さな電球1個分の電力だそうで、それでも劣化なく画像再生ができるんですね。
このデータ伝送技術をいちはやく録音に取り入れたのがDENONのPCM録音。磁気テープのアナログ録音と違い、経年劣化することもない、永久保存可能なマスター音源です。この音源からアナログ盤を作るにあたっては、カッティングやプレスの技術も今まで以上でないと、優れた音源も意味がないわけで、すべてDENONが水準を上げた完成品となっているわけですね。これならアナログ盤時代がもう少し続いてもよかったと思えます。

sut moz 38
1979年録音 荒川区民会館
オットマール・スウィトナー指揮、NHK交響楽団


さて、スウィトナーの「プラハ」、オーケストラが一つの優れた楽器のように響きます。純白の画用紙に色彩を重ねたような自然な音色、終楽章まで歪まずクリアに聴ける、荒川区民会館の響きの特長まで感じる。
第一楽章、序奏は速めのテンポをとり、さらりと進める、荒川区民会館は高域の反射が緩めで穏やか、量感たっぷりのバス部とティンパニが押し寄せ、やがてvl群がくっきり爽快に響く、ここで並みの録音ではない鮮やかさを感じる、主部も速めのテンポをとり、力を抜いた大らかな進行の中にきりっと粒立った各声部の音、まさにスウィトナーらしい美質で聴かせる。展開部の溢れ湧く充実した構成もきちんとバランス良く整理されて聴こえてくる。
第二楽章もあまり遅くせず、爽快な表現、甘く粘っこい演奏は嫌気がさすが、スウィトナーの美質はここも素晴らしく聴かせる。
第三楽章、軽快なはじまりで、ここも速めでさらりとした表現、展開部は対位法的でかなり迫りくる内容で聴きどころだが、そこは十分な力感をもって聴かせる、それでも清潔な響きを保つ。
これも希少な名盤です。
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category: W.A.モーツァルト

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