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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

J.S.バッハ パッサカリア(&フーガ)ハ短調 BWV582  

さあ、明日から正月休みのおまけ、しかし寒くなりそう;

バッハをはじめ、オルガン曲というのに久しく触れていなかったです。意外に最新の名演盤というのが出てこないんですね?私はパッサカリアやシャコンヌという形式が小規模ながらリュート音楽にも多く出てくるので好きなんですが、中でもバッハのBWV582が凄い。1710年頃の作品、まずテーマがいい、このテーマの原作はフランスの作曲家とのこと。
曲構成はWikipediaに詳しい解説があります。音楽というのは100%人間がこしらえたもの、しかし人文学を越えた音の自然法則があり、バッハは最高の研究者にも思えます。
まずはトン・コープマンの演奏から、録音は教会の響きのよく入った音空間の素晴らしいもの。

コープマン org
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
トッカータとフーガ ニ短調 BWV538「ドリア調」
トリオ・ソナタ 第1番 変ホ長調 BWV525   etc
org:トン・コープマン 


足鍵盤の低音で深々とテーマが始まる、リード管の鋭い響きで変奏が始まる、装飾を多く散りばめるコープマンだがここではあまり目立たずバッハを誠実に組み上げる。
変奏が進むにつれ声部が厚くなったり、足鍵盤が休みになったり一時沈静化しては、さらに凄い変奏に入る、三連符の切迫感、足鍵盤の細かい動き、足鍵盤は演奏に好都合なジグザグの旋律となるが、これが力強い躍動感となって引き込む、パッサカリアが終わりそのまま変奏の続きのように同テーマのフーガに入る、バッハの霊感が最高潮に高まって壮大に終わる。

もう一つ興味深い、ペダル・チェンバロによる演奏。これはだいぶ以前、アメリカのアウトレット・ショップから取り寄せたCDでカタログに書かれた"Pedal Harpsichord"という表記が目に付き注文してみたのですが、これが当りでした。ペダル・チェンバロはオルガン奏者の練習用であったことも確かですが、この録音、ダグラス・アムリンによる演奏はチェンバロ音楽らしい要素も加えた名演だと思います。楽器は別体に作られた足鍵盤部に通常の二段鍵盤チェンバロを載せたものです。歴史的楽器で録音は鮮明、ナチュラル。

bach passacaglia b
Fantasia and Fugue in G minor BWV 542
Meine seele erhebt den herrn BWV 733
Toccata and Fugue in D The Dorian BWV 538
Prelude and Fugue in G major BWV 541
Prelude and Fugue in E flat major BWV 552
Passacaglia in C minor BWV 582
Pedal Cembalo:Douglas Amrine


足鍵盤によるテーマの響き、ゴトゴト機構音を伴いながら長い余韻を持ち、なかなか雰囲気が出る、オルガンのような音の変化がない代りにチェンバロ的な装飾を弾きながら気品にみちた表現で進め、オルガンの響きに少しも引けを取らない充実感、整然と進む足鍵盤のバスに対し、手鍵盤声部でリズムの伸縮を行う妙技も聴かせる。またペダル・チェンバロで弾くと、音が持続して重なるオルガンよりも声部の動きが聴きとりやすい、足鍵盤の動きが速くなると、機構音が打楽器のようにアクセントとして聴こえ効果的、一段と躍動感がでてくる。フーガに入っても魅力的、最後はチェンバロ風の即興的な結尾部を挿入して、きらびやかに華を添えて終わる。
・・こりゃあオルガンよりいいかな・・
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